- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061498617
作品紹介・あらすじ
もう負けたくない!脳外科の第一人者が贈る強く、しぶとく戦うための処方箋。
感想・レビュー・書評
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運動ができるとは脳的にはどういうことなのか、そのためにはどうしたらいいか、ということを書いている。
良い姿勢、ポジティブシンキングなどが、脳に良い影響を与え、運動や記憶に関わる神経群を活性化すると。
姿勢正しく明るい人は頭もよく、運動もできるという。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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人間の脳は本気になればとてつもなくすごい力を発揮する。
このことを信じてポジティブに継続していくこと。
それこそが勝負に勝つことに繋がっているんだな。 -
学生の時にアルバイトをしていた某学習塾の社長から劇押しされていた本。
脳科学者が各本よりも、脳外科医の先生が書かれていることもあり多少難しい専門用語が出てくるが、内容は興味深い。
「学習は快感」というのをこの年になってすごく感じる。今まで点だったものが線になり面になる瞬間はとても楽しい。
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脳が命令をしてから打つまでは、150キロの場合理論上間に合わないはず
→イメージ記憶だから
→ボールをみてうってるのと同時にボールをみていない脳も使っている
■凄腕の外科医とは
ブラックジャックのような感動的な手術をする人ではない
淡々と無駄な動きを一切排除し、心の動揺もなく、流れるように自然に手術を成功させ、術後の合併症も絶対作らない人
■記憶は頼りない
真実を写真のように焼き付けているのではなく、頭の中で再構成されたイメージ記憶によって出来上がっている
特に物事を色で記憶するのは危なっかしい
ではどう記憶力を高めたらいいか?
→心をつかうこと
学習は快感とセットになっている
→人間だけ
①人の話は興味を持って感動して聞く
②覚える内容にも興味を持ち、好きになるようにする
③長時間の学習はできるだけ避け、限定して集中する
④覚える内容を自分の得意なものに紐づける
⑤声に出して覚える
⑥覚えた内容を自分で独自に考え、勉強する
⑦覚えたものは、その日のうちに一度目を閉じて声に出してみる
■頭を良くするための能力 四段階
①ものを覚える
②忘れた情報を脳内で再構成する
③その内容を表現する
④そこから独創的な創造力を生み出す -
記憶力を高めるのにも、運動神経をよくするのにも、心の機能を高める(人間性をよくする)ことが重要との見解が印象的だった。
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脳力開発を、スポーツの例やアスリートたちの具体的な例を多く取り入れて解説されているので、とても興味深く、わかりやすかったです。
内容は、自分が過去に経験していたモヤモヤを解決してくれるようなものが多く、新しい知見と発見があったので大収穫でした。
なかでも、「目的と手段を切り離す」というのは試してみたい。
例えば、
・「ゴルフのパットを成功させるにはカップインまで転がるイメージ記憶が大事」
目的:カップイン
手段:カップインまで転がるイメージで打つ
・「イチローの打席ルーティンは初球ヒットを生み出す秘策」
目的:初級ヒット
手段:打席で必ず行うルーティンで成功イメージを引き出す
といったような終わり(目的の達成)を思い描いて制すやり方はとても参考になりました。 -
スポーツで、仕事で、勉強で、あなたがいままで負けていたのは脳の使い方が悪かったからだ。 人間の脳の仕組みを知り〈勝負脳〉を鍛えて人生を変えよう!
序 章 脳を知れば勝てる
第一章 脳はこんな働き方をしている
1 「意識」「心」「記憶」は連動している
2 イメージ記憶とは何か
3 こうすれば頭はよくなる
第二章 これが勝負脳だ
1 「心・技・体」の落とし穴
2 勝負脳を全開させる九つの秘訣
3 人間は勝負を通して成長する
第三章 「心・技・体」を科学する
1 試合に勝つための「心」
2 試合に勝つための「技」
3 試合に勝つための「体」 -
P98 脳の疲労は勝負の大敵。
脳の疲労はそう簡単に取れない。人間がもっとも疲れを感じるのは脳が疲労したとき。脳の疲労は自分では気付かずに脳に疲労を貯めた状態で練習することになるとなかなか上達しない、記録が伸びないという悪影響が発生する。「自分は勝負に弱い」と思い込んでいる人は実は脳に疲労をためたまま戦っているだけかもしれない。脳の疲労は勝負において致命的。
P79 迷った時は初心に帰れ。
①目的と目標を明確にする(≒目的と目標を切り離す)、②目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する、③目的を達成するまで、その実行を中止しない という3つを守ることができれば、人間は必ず目的を達成する習慣をもっている。闇雲な「頑張れ」とか「頑張ります」はだめ。大きな目的と正確な目標をはっきりと掲げ、目先の損得にとらわれず、初心を大切に達成の努力を持続することが成功につながることを脳は示している。
P98 脳の疲労は勝負の大敵。
脳の疲労はそう簡単に取れない。人間がもっとも疲れを感じるのは脳が疲労したとき。脳の疲労は自分では気付かずに脳に疲労を貯めた状態で練習することになるとなかなか上達しない、記録が伸びないという悪影響が発生する。「自分は勝負に弱い」と思い込んでいる人は実は脳に疲労をためたまま戦っているだけかもしれない。脳の疲労は勝負において致命的。
脳の疲労をすばやく取り除く方法・疲労しにくくなるような脳にする方法
・気のおけない友だちや家族と話す(愚痴・仕事や上司の話題は避け必ず楽しい会話にする)
・好きな香りを嗅ぎながら楽しい話をすれば効果倍増
・好きな友だちを思い浮かべながら、架空の楽しい会話をする
・性格を明るくすること
・座り方や歩き方など、疲れない姿勢を意識すること
・入浴してリラックス、緑茶の摂取、ビタミンB群を含んだ食べ物の摂取
P132 日本人は「目的より目標」
「気がついたら1位になっていた」「結果は気にせず良いプレーを心がけた」というコメントは決して謙虚さからだけではなく、日本人にとってそう考えることこそが勝利への最短条件。目的に心を奪われないようにするには本人たちだけでなく、周囲の協力も必要。もっと勝ち方に目を向け、その達成に何が必要かと行った情報を提供することでメディアは応援するべき。