神話の話 (講談社学術文庫 346)

著者 :
  • 講談社
3.41
  • (2)
  • (4)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 59
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061583467

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 比較神話学の立場から文化の伝来についての研究をおこなってきた著者が、これまでさまざまな雑誌などに発表した文章のなかで、とくに一般の読者にも読みやすいものをえらんで収録している本です。

    海の神話からはじまって、魚や人魚、地震、巨人、豊饒の女神などのテーマにかんする世界各地の神話や伝説を紹介し、さらに日本神話にも世界のさまざまな神話と共通するモティーフが数多く存在していることをわかりやすく説いています。

    たしかに、一般の読者の関心を引き付けるような話題が多くとりあげられていて読みやすい本だと感じました。その一方で、それぞれのエピソードにおいてシンボライズされているテーマにかんする簡単な説明が付け加えられているものが多く、著者の神話学における立場について学ぶためにはすこし不十分なのではないかという気もします。

  • 大分昔の本だけど、興味深くするする読めました。

  • 勉強させていただいた本。
    先生には最晩年に何度かお会いしただけですが、素敵なおじいさんでした。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1929-2001年。東京生まれ。1952年東京大学経済学部卒業。1955-59年フランクフルト大学、ウィーン大学、ハーヴァード大学にて民族学を学ぶ。ウィーン大学にてDr.phil.を取得。東京大学教授、東京女子大学教授、日本民族学会会長、北海道立北方民族博物館館長等を歴任。毎日出版文化賞、朝日賞、福岡アジア文化賞受賞。著書に『東南アジア大陸諸民族の親族組織』『日本神話の起源』『稲作の神話』『葬制の起源』『日本神話の構造』『邪馬台国』『東と西 海と山』『銀河の道 虹の架け橋』など。他にも多くの著訳書がある。

「2019年 『神話学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大林太良の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×