十字屋敷のピエロ (講談社ノベルス ヒC- 1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 154
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061814141

感想・レビュー・書評

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  • ピエロ視点が時々挿入される館ものの殺人ミステリ。読みやすく面白い。登場人物も屋敷もちょっと時代がかっているが、それほど違和感はない。終盤で一気に謎解き。なるほど・・・。しかし一人だけを騙すのに大掛かりなことをしたなぁ、と。

  • 10月の3冊目。今年の175冊目。

    こういう屋敷系が出たときらしいね。この時期は。どうしてもこういうタイトルを見ると、館シリーズを思い浮かべてしまいますが、それとは一味違った面白さがあります。もちろん、トリックあり、どんでん返しありです。特に最後の衝撃。まぁ考え方によっては、それはなしだろ、と思わなくもないですが、僕は好きです。

  • 東西南北に棟が伸びた形から「十字屋敷」と呼ばれる館で起こる連続殺人。現場には必ず「悲劇を呼ぶ」ピエロの人形があった。
    人形の目を通して語られる事件の真実・・・


    人形が語るのはあくまで真実のみというロジック内にも仕掛けられたトリックが、事件をより複雑に見せている。

    なぜだろうか、東野作品は推理に重きを置く程面白くなくなる。トリック自体はいいのだけれど、伏線の張り方が雑だし、人物や展開がどうも引き込まれるものを感じられない。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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