未明の家: 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス シI- 1)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061817999

感想・レビュー・書評

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  • 2004年4月12日読了。
    思えばここから篠田先生ファンになってんなぁ。
    初めてミスティを購入に至る。

  • 非常にきれいにまとまっていましたね。
    こちらは「原罪の庭」と比べても正統派ミステリという感触。
    犯人・トリックについてはあっさりしていたものの、動機がよかった。
    というか正直、肖像が指すもの、のくだりは正直に感心いたしました。
    最後の最後に、わたしのもっとも好きな格言のうちの一つである

    「何せうぞ、くすんで、一期は夢よ、ただ狂へ」

    が表れたとき、すとん、と落とされたような気持ちになりました。
    読みやすいミステリです。

  • 巻を重ねるごとに少しずつ謎がほどけていく感じがたまらない。風景を想像させる文章も好き。

  • もっさりした髪型だけど実は超美形の切れ者建築科大学院生(25)とアシスタントのなんだかいろいろ謎だけど明るくてかわいい天才少年(15)
    この2人が主要人物のミステリシリーズですよ。読むしかないじゃない!まあ知ってて読んだわけじゃないけど、せっかく出されたものはぜんぶおいしくいただく主義です^^
    そしてあたしもお館好きです!頭の中で作り上げるときわくわくする!
    それにしても建築科は探偵が育ちやすい環境なんですか?犀川せんせいといい・・・

  • 建築探偵シリーズ第一作。どちらかといえばキャラクターで読ませるシリーズ。本格というよりかは、少女漫画寄り。でも、登場する建物と、建築関連の薀蓄が魅力的で読み応えあります。

  • 建築探偵シリーズ第一弾。閉ざされたパティオを持つ家、黎明壮。このお墓のような家で一生を過ごした、主の遊馬歴が不可解な死をとげてから、一族を襲った連続殺人。この不思議な造りの家に隠された謎が、桜井京介によってあかされる・・・。
    W大大学院生の桜井京介と、アシスタントの蒼、肉体労働に借り出される栗山深春。建築に詳しくないから、頭の中で変な建物ができあがってますが、それもそれで面白かったかも(笑)
    2007.10.6。

  • シリーズ第1作

  • “閉ざされたパティオ”を持つ黎明荘の主・遊馬歴の不可解な死――そして一族を襲う連続殺人の意外な真相とは!?

  • ゼミ室の扉を開けるとコーヒーの香りと一緒に大学には似つかわしくない少年が出迎えてくれる。彼に案内されて中に入ると、奥の部屋の椅子には鼻先まで伸ばした長すぎる前髪に眼鏡をかけた青年が座っていた。彼の名は桜井京介、近代建築史を学ぶ神代ゼミの院生。建築物に込められた施工者の願い、持ち主の意志、そして起こる事件。蒼と深春、そして桜井京介が明かす建築探偵シリーズ第一作。

    薬屋探偵とよく比べられてた(良い意味でも悪い意味でも)建築探偵。主人公の桜井さんは一見ムク犬のようだが、実は誰もが振り返る美貌で、更に本人はそれを嫌って髪で隠してるという設定!

    久しぶりに読むミステリらしいミステリで新鮮で内容も面白かったけど、ラストの謎解きがちょっと物足りなかった。
    2006.4読了

  • 初期頃は純粋に面白かったが、巻を重ねるにつれて、何だか合わなくなってきた。面白くない訳じゃないんだけど、なんか妙な灰汁が出てきたというか。なんにせよ、円満な完結を待つ。
    シリーズ通して読んでるが煩雑になるのでこれを。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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