すべてがFになる (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3242
感想 : 508
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061819016

感想・レビュー・書評

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  • 多重人格的なものと思われる描写の一部に自生思考を連想した。
    畳み掛けるような引用部周辺には引き込まれた。

  • N大学助教授の犀川と、その教え子の西之園。二人がとある「天才」を訪れたその日、殺人事件が発生する。
    「天才」真賀田四季に漂う、無菌室のような空気が印象的です。誰だって天才になってみたいけど、それに伴う孤独とはなかなか戦えない。だからこそこんなフィクショナルな天才に惹かれるのかな。
    動機はともかく、トリックは大胆で予想もできなかった。ちょっと非現実だけど、真賀田四季の無機質さのせいであまり気にならない。
    専門用語は流し読みで大丈夫でした。

  • 図書館にて借りる。なんでうちの地元の図書館はこれだけノベルズ版しかないんだ?10月1日読了。 犀川&萌絵シリーズ第1弾。むかーし読んだときはさっぱり分からんかったけど今読むとなるほどねーとすんなり受け入れられた。…年取ったって事?(笑)とりあえずシリーズ全制覇を目指そう。

  • 初版で読んだ時の衝撃ったらない。

    あの頃、いささか厨二だった私には、犀川先生がすごく新鮮で、尚且つ羨望を感じたんだなー
    ネットワークとパソコンがあれば、何処へも行かなくて良い。っていうのがね…
    今はiPhoneや携帯端末で、何処にいてもネットワークに繋がれる。


    時代を感じるー

  • 期待したよりは、驚きとか感動とかなかった。話が理系だからかも...それでも続編が読みたいと思った。事件がいおこった時は、ありえなさすぎて、オチもありえないしめ方になるかと思ったけど、文系でも理解でき、納得のいく終わり方で読みやすいのもよかった。デビュー作でこの出来はすごい。続編と四季シリーズ読みたい。。。


    あらすじ
    孤島のハイテク研究所で、実の両親を殺害し、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士、真賀田四季。彼女が、ウエディングドレスを身に纏い、両手両足を切断されて殺害された。偶然、島を訪れていたN大建築学科教授、犀川創平と女子学生、西之園萌絵がこの不可思議な密室殺人に挑む。第一回メフィスト賞受賞。今作でデビュー。

  • インターネットがここまで主流になる前に書かれた本であることは、凄いと思った。でもミステリーとしてはトリックがイマイチだったかなー。もっと華麗な仕掛けか欲しい。

  • 読み始めて一瞬で世界に入れます。
    著者の言い回しや喩えもとても好みです。

    よって眼鏡キャラの犀川先生はど真ん中でした。(関係ないですね。

  • 2度目か?3度目か?
    何度も読んでいるのに、何度も読んでいるのに、忘れていた事がわらわらと出てくる。本当に悔しい。

    ミステリィとしては禁じ手と言われてしまうのかしら?言われてもいいや、心地良い台詞は読んでいて爽快。

    先に、四季シリーズをよんでいてしまったので、何とも言えない気持ちになってしまうけれども、それでも、天才にまた会えた喜びの方が大きい。

    現金な奴め。

  • 通称S&Mシリーズの第一弾。このシリーズ10冊+短編集、そしてここから派生するシリーズがいくつかあります。その全部はさすがに上げきれないので、その一冊目である「すべてがFになる」とその他、お気に入りの作品を何冊か登録してみました。犀川先生が大好きですw

  • こしに借りた本。
    とてもよかった。
    Fが16進を表してるとは思わなかった。
    抜け穴のくだりがユーモアがあって良かった。

    全体的に無機質な雰囲気だからか、多少のリアリティの無さは気にならなかった。

    進藤所長が命をかけて四季を助けた理由(罪悪感?)や四季とみちるの入れ替わりのあたりはもう一度読み直す必要有り。

    入れ替わりはやはり無理がある。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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