暗闇の中で子供 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822061

感想・レビュー・書評

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  • うわぁー…グロさがどの作品より際立っている。何度ぶるっときて何度閉じようとしたことか。でも閉じれなくて自分との葛藤。これは救われたの?うーん、不燃焼のような。でも奈津川家の住人は好きだからまた続編があるといいな。(2007/06)

  • 「煙か土か食い物」の続編。前作よりぐろくて残酷な気もする。こわい。少なからずどこかずれてる奈津川家の子ども達。ああもうみんな好きだ。四郎がイイ子すぎてほんと好きだ。これでシリーズ終了なのかな。続いてほしい。

  • 奈津川サーガ第二弾。<br>
    <b>うーわー。</b>グロテスクな描写に思わず脳髄が出そうになったよ!ラストには賛否両論があるとのことだが、私は肯定する。結局どんな嘘も嘘だとわかるまでは真実なのだ。幸不幸は第三者が述べるべきではなく、これヤバイよマズいよイっちゃってるよ、って状況でも本人が幸せならやっぱりそこには幸福な情景が広がっているんだと思う。にしても強烈なアンチテーゼ。四郎がクレバーで多少救われたが、29歳でえくえく号泣しラストであんなことになっても笑ってる三郎に共感できちゃう私でごめんなさい。

  • な、何がどうなってこんな小説が生まれるんだ…!!こわっ。舞城先生の頭の中が怖い。わたしって何て凡人なんだ。三郎が結局停滞したままというか、達磨というか(…)すくえねぇなぁ…土煙食い物とは別物として考えたいなぁ。羊たちの沈黙は読んでみたくなる

  • 後味は噂の通り悪かった。前作にくらべるとかなり残酷さが増しております、という感じです。三郎がイっちゃってた。人とずれた感じに頭沸いてる感じだよ三郎。それから、四郎がものすごいいい子でしたね、まったく、たぶん奈津川家で一番家族思いな子は四郎だと思う。四郎なんであんないい子?前作ではそこまで思わなかったのに。っていうか飾り気ない奈津川家の子供たちがみんな好きです。ああいう人になりたい。(あ)でも、二郎は・・・あれは酷い酷い酷い!三郎の回想の中での二郎は怖すぎる。痛くなる。こっちまで痛くなる。うううう。やっぱり結論から言うと前作のほうがはるかに救われてると思う!(っていうか二郎失踪の夜について三郎と四郎の言ってる事違うんやけども、どうなんだ!私は言うまでもなく四郎派ですが。)ととととにかく怖すぎる。ラスト怖かった。むっちゃくちゃ怖かった。とてもデュビデュバイエーなんて言えません・・・!なのに読んでしまうミステリー。(笑)後味あんまりよくないし怖かったけど、四郎がかっこよかったので星4つ。(え)これもうここで完結なのかなー。

  • 20070422

  • 四郎はかっこよかったけど、三郎は微妙かも。
    てか最後グロすぎます、なのに読んでしまうのは何でだろ。

  • 常人からしたら三郎はすごい奴なのかもしれないが、夏川家の中ではかすんでしまう・・。へたれかな。煙の続編です。物語の核の部分がわからなかったのでもう一度読もうかな。

  • 「煙か〜」続編。
    こちらもおもしろかったが、
    個人内で「煙か〜」に勝てず。笑

  • <内容>
    傑作。
    破壊せよ!生成せよ!舞城王太郎!
    体内の札束……ミステリ史上最悪の見立て殺人……
    いまもっとも危険な“小説”がここにある!

    あの連続主婦殴打生き埋め事件と三角蔵密室はささやかな序章に過ぎなかった!
    「おめえら全員これからどんどん酷い目に遭うんやぞ!」
    模倣犯(コピーキャット)/運命の少女(ファム・ファタル)/そして待ち受ける圧倒的救済(カタルシス)……。奈津川家きっての価値なし男(WASTE)にして三文ミステリ作家、奈津川三郎がまっしぐらにダイブする新たな地獄。
    ――いまもっとも危険な“小説”がここにある!

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著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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