猫丸先輩の推測 (講談社ノベルス クK- 2)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822726

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに推理小説を読んでみた。
    血を見るのが怖いので、人が死なないミステリの猫丸先輩シリーズは大好き。
    今回も飄々とした猫丸先輩の迷推理!

  • 猫丸先輩の短編集。タイトルどおり猫丸先輩が各所で展開する推測です。推測なので、確証はありませんが、どれも「あぁ…ナルホド」と納得してしまうことでしょう。日常に巻き起こるちょっと不思議な現象について、猫丸先輩が推測します。楽しい一冊。

  • 日常ミステリ。

  • さまざまな人々が直面した謎の答えを、突然現れた猫丸先輩が、「推測」する短編集。
    証拠はありません。あくまで推測、推論なので。
    真夜中に届く謎の電報。
    花見の場所取りに借り出された新入社員の前に現れた男たち。
    塗りつぶされた迷い猫のポスター。
    動物園でのスリ事件。
    失踪するサンタ。
    そうかもしれない、そうじゃないかもしれない。
    でも、わからないよりは、「推測」でもわかったほうがいいですよね。
    それぞれの答えの裏はほんとになんてないことだったり、実は犯罪だったり、誰かの悪意や思惑が潜んでいたりと、必ずしも後味のいいものではありませんが、推測を得られることで登場人物たちは安心を得るわけです。
    ミステリとしては邪道かもしれないですが、けっこう面白く読めました。
    猫丸先輩、口は悪いですがかわいいです。

  • 『病気、至急連絡されたし』 手を替え品を替え、毎夜届けられる不審な電報、
    花見の場所取りを命じられた孤独な新入社員を襲う数々の理不尽な試練、
    商店街起死回生の大イベントに忍びよる妨害工作の影……。
    年齢不詳、神出鬼没、つかみどころのないほのぼの系、猫丸先輩の
    鋭い推理が、すべてを明らかにする……?

  • 030803

  • <font color="#666666"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061822721/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4061822721.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
    <br clear="left">
    <blockquote><p><strong>『病気、至急連絡されたし』手を替え品を替え、毎夜届けられる不審な電報、花見の場所取りを命じられた孤独な新入社員を襲う数々の理不尽な試練、商店街起死回生の大イベントに忍びよる妨害工作の影・・・・・。
    年齢不詳、神出鬼没、掴みどころのないほのぼの系、猫丸先輩の鋭い推理が、すべてを明らかにする・・・・・?  ――裏表紙より</strong></p></blockquote>
    猫丸先輩、すっかりシリーズ化していますね。
    上に揚げた裏表紙の内容紹介を見てもわかるように、この最後の「・・・・・?」が猫丸先輩シリーズのすべてを表しているような気がする、といったら言いすぎだろうか。
    猫丸先輩は面白いこと――もちろん謎を含む――が大好きで、事件を解決しようとか、犯人を捕まえようとかいう気は毛頭なく、ただ目の前にある面白い謎に自分なりの答えを見つけて納得したいだけなのである。
    今回も、どうしてこうもいろんなところに現われるのかと思うほどあちこちのさまざまなシチュエーションに姿を現わし、頼まれもしないのに勝手に謎を解いて満足しているのだった。お節介と言えなくもない場合も多々あるのだが、それでも邪険にされずいつのまにか頼りにされているのは、ひとえにその容貌とキャラクターに負うものだろう。
    これからの猫丸先輩の予測できない行動が愉しみである。</font>

  • なんか・・・あんまり面白くなかったです。ちょっと拍子抜け。でも私の友人は好きなんだよなぁ・・・。

  • 猫丸先輩シリーズ第3短編集。
    謎のフリーター(?)猫丸先輩が、バイト先で出くわすちょっとした事件を解決していくおなじみのシリーズ。
    のほほんとした日常感がたまりません。

  • 猫丸先輩の"推測"とある通りこれぞ真相、というのはなくて複数ありもあります。猫丸先輩のキャラはまあ良いんですが、本格物の短編はどうしても小粒に思えてしまう。それにしてもこの人『星降り〜』の印税で中々次回作を書かないらしいって何処かで見たけど、本当か?

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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