- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061824645
感想・レビュー・書評
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前作の『熊野の残照』からの続き物。殺人事件は起きますが、ほとんどミステリ殺人ではありません。密室本テイストになっていますが、密室になっている部分は歴史ミステリの部分。今回は図表が多く、スゴイ力を入れてんのかな〜と思いました。でも、その歴史ミステリが面白い!!でもって、今後も出てきそうな新キャラも登場しました☆
最後に高田さんが書いていた「レイライン」について。あれだけの知識量を持って、いつも圧倒されるけどこの人にも以外に知らないことがあるんだな、と思わされました。某有名推理作家の人気シリーズにて、この説は数年前(下手するともう10年前??)に紹介されていましたし、私の父の実家が淡路島の北の方なので、寂びた歴史民族博物館とかいくとこの説を紹介されています。なので、『デスノート』も知っている高田さんでも、私が知っていて知らないこともあるんだとちょっと優越感に浸れました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いまどき珍しい袋とじ。しかも…殺人事件の謎が解決したところから急に袋とじが始まる!というあっけにとられる仕様です。ここで、「殺人事件の謎がまだ残っているのか?」と考えるのはQED初心者。当然のように、歴史謎解きの袋とじです。
…で。袋とじにするだけの価値は、あったと思います。いつも以上に力はいってます。
そして今回もお酒おいしそう。旅先のレストランでってシチュエーションのせいか、カクテルうんちくがあんまりなかったのがひそかに残念。 -
いつもながらの語呂合わせ&連想ゲーム。和歌山が舞台でちょっと嬉しかったので★一つ追加(笑)