探偵小説のためのゴシック 「火剋金」 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.86
  • (10)
  • (13)
  • (13)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 124
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826922

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「言葉にしないで求めてばかりって甘えてる。みんなが自分を好きになってくれるなんて甘えてる。誰もが最後は肯定してくれるなんて甘えてる。ヒトは解りあえない。でも解りあう努力をしないなんて甘えてる。そして最後に解りあえなかったことを愚痴るなんて甘えてる。ヒトとヒトは解りあえないかも知れないけど。それを納得できないのは幼い証拠だ。そして。それでも新しい言葉を紡いでゆかなきゃいけないんだ。ヒトとヒトとは解りあえると、信じて。それが大人になるってことなんだよ。」シリーズ5作読了。なるほど。こうして天帝シリーズに繋がるのか。シンプルで良かった。次は何を読もうかな。

  • まほろ全開。
    といえる閉じ方ですね。
    怪盗ものをロジックというのは感心しました。
    そしてコモイコール天帝シリーズのあの人であるし、綺麗なあの人ですね。

  • 相剋シリーズ最終巻。
    大技をしっかりきっちり理詰めで解いてくれるところ、大好きだ。

著者プロフィール

東京大学卒。リヨン第三大学法学部第三段階専攻修士課程修了。元警察官僚。2007年『天帝のはしたなき果実』でデビュー。以後続く「天帝シリーズ」は、高校生、大学生を中心に熱狂的なファンを獲得。他著作に『絶海ジェイル』『背徳のぐるりよざ』『その孤島の名は、虚』など。

「2022年 『老警』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古野まほろの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×