企業参謀 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836303

感想・レビュー・書評

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  • 考える手順や視点について、いいことが書いてあると思うのだけれど、いかんせん図や前後の関係がわかりづらい。とにかくわかりづらい。

    「前述の①〜④」「図の左下のものが…」というような表現があるとき、探しても見つからない。

    ずいぶん前の本なので、しかたがないとは思う。改訂してくれればいいのに。

  • 名著なんだろうが、今の時代背景に即していないこと(発行が1985年なので30年前の本である)、自分の職種変更により興味が持てなくなったこと、などから読了しなかった。

  • 21世紀に残したいビジネス書にも選ばれている有名な一冊。 もはや名著な古典の風格さえある。1999年の出版を考えると、著者の頭の中には未来が描かれていたのかと思わせる。戦略的思考の章で、旅行業者のパッケージの費用を中身で分析することと、床屋にかかるサービスと値段の関連は、今でこそ旅行パックや1000円カットができたから消費者もバラエティに富んでいることを考えることができるが、当時にそのような考えをしていたことに驚く。また、発想がワンダフル。
    ‘冷蔵庫の教訓’は面白かった。一人分の食料を買いに行ったつもりが、買う物が決まっていなかったため、やたらに多くの物を購入してしまい、多くを腐らせてしまったこと。かけた費用に対し、得るものが少なかった失敗例を記している。その失敗をホッケースティック曲線で思い起こし、コンサルタントで活かしている点は面白かった。
    できる人の失敗を喜ぶのはいけないが、人間味を感じる記述は感性に響く。全部を理解できていないけれど、購入したからいつでも読める。
    また、読もう。

  • 企業分析の話はちんぷんかんぷん。

    だが第1章の本質に迫る方法は大いに参考になった。
    本質に迫れるかどうかは質問の設定によって決まる。

    要はどこに課題を置くか、課題設定力の有無が本質的解決策を導く。

    短絡的な解決策になっていないか、常に質問を問い直すことによって本質に迫ることができる。

  • 企業における戦略参謀の重要さと戦略的アプローチの方法を説明した本。若干抽象的な部分も有るが、基本的な考え方として有用。

  • 混然一体となっているものを解きほぐすことの大切さ。情緒や噛んであられもない方向へ行かないように、戦略を徹底的に考える重要性を知った。

  • 16/5/5再読了。

    使える資本(資源)が限られている状況下では、この限度内で、最も効率のよい事業の運営をしなくてはいけない。

    従来のように売上高や利益の最大化を志向する方法では、貴重な資本を一時的にでも、在庫というリスクの大きな財に転換する必要が生じてしまう。
    →病院における医療機器への過剰投資も同じ!?

    病院におけるROA/ROCEは…?

    ★ハーバードによるPIMSの結果では
    ・資本集中型産業での低シェア=収益性悪化
    ・中規模会社の収益性<大or小規模会社
    ・中程度の多角化の収益性<極端な多角化,専業
    →病院も同じ!

    ★日本でポートフォリオ・マネジメントが発達しなかった理由は、銀行による資金の垂れ流しが原因!
    →公立病院においては、本体(自治体)からの補助金や過剰な起債が原因!

    売上高の伸びをGNPデフレーターで割り戻すと、物価の伸びを考慮した成長率が分かる。
    →病院においては、収益の伸びを診療報酬の改定率で割り戻せば同じこと。

    マーケティング・マトリクス(新旧市場×製品)
    →病院にとっては?
    市場=医療/介護、地域、年齢層、…。
    製品=急性期/慢性期、診療科、サービス、…。

    事象(事実)を確認し、「なぜ」を問う。
    →病院経営指標の分析も「事実」を示すだけ。
    その後の「なぜ」を問うことが重要。
    (人員数、人財、設備、…。)

    ★産業にも製品ライフサイクルと同じ傾向がある。
    →日本の医療(病院)産業のライフサイクルはいまどんなタイミング?成長期?成熟期?

    コンサルをしていて、新しい業種に入ったら…
    「この業種で成功する秘訣(KFS)は何か?」と担当の専門家に必ず聞く。
    →診療科ごとに聞いてみる?

    ドラッカーが持ち合わせている素質は…
    KFSを必然的に引き出せるような思考の癖。

    ホワイトカラーのブルーカラー化。
    ブルーカラー=変動費。
    →既にこの時点(1985年)で…。

    ★真に力のある者は、挑戦を求めて去って行く。
    →自社or自院をチャレンジングな場所に!

    The Problem Solvers

  • 文庫で200ページなので、サクッと読める。企業戦略の触りをなぞることで、企業戦略の中で自分が学ぶべきものがわかると思う

  • ※フライヤーオーディブルにて。
    大前研一氏の代表著作で「戦略的思考」の入門書。
    ・~とは、冷徹な分析と人間の経験や勘・思考力を、有効に組み合わせた思考形態。
    ・問題点の識別については、問題を現象追随から適切に抽象化すること。
    ・PPM事業ふりわけやイシューツリー・プロフィットツリーの問題発見フレームワーク、KFSなどよる管理と実行。

  • さすがに名著!
    旧い考えなんて思えない!今の時代でも十分通用!

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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