- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061836303
感想・レビュー・書評
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考える手順や視点について、いいことが書いてあると思うのだけれど、いかんせん図や前後の関係がわかりづらい。とにかくわかりづらい。
「前述の①〜④」「図の左下のものが…」というような表現があるとき、探しても見つからない。
ずいぶん前の本なので、しかたがないとは思う。改訂してくれればいいのに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名著なんだろうが、今の時代背景に即していないこと(発行が1985年なので30年前の本である)、自分の職種変更により興味が持てなくなったこと、などから読了しなかった。
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企業分析の話はちんぷんかんぷん。
だが第1章の本質に迫る方法は大いに参考になった。
本質に迫れるかどうかは質問の設定によって決まる。
要はどこに課題を置くか、課題設定力の有無が本質的解決策を導く。
短絡的な解決策になっていないか、常に質問を問い直すことによって本質に迫ることができる。 -
企業における戦略参謀の重要さと戦略的アプローチの方法を説明した本。若干抽象的な部分も有るが、基本的な考え方として有用。
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混然一体となっているものを解きほぐすことの大切さ。情緒や噛んであられもない方向へ行かないように、戦略を徹底的に考える重要性を知った。
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16/5/5再読了。
使える資本(資源)が限られている状況下では、この限度内で、最も効率のよい事業の運営をしなくてはいけない。
従来のように売上高や利益の最大化を志向する方法では、貴重な資本を一時的にでも、在庫というリスクの大きな財に転換する必要が生じてしまう。
→病院における医療機器への過剰投資も同じ!?
病院におけるROA/ROCEは…?
★ハーバードによるPIMSの結果では
・資本集中型産業での低シェア=収益性悪化
・中規模会社の収益性<大or小規模会社
・中程度の多角化の収益性<極端な多角化,専業
→病院も同じ!
★日本でポートフォリオ・マネジメントが発達しなかった理由は、銀行による資金の垂れ流しが原因!
→公立病院においては、本体(自治体)からの補助金や過剰な起債が原因!
売上高の伸びをGNPデフレーターで割り戻すと、物価の伸びを考慮した成長率が分かる。
→病院においては、収益の伸びを診療報酬の改定率で割り戻せば同じこと。
マーケティング・マトリクス(新旧市場×製品)
→病院にとっては?
市場=医療/介護、地域、年齢層、…。
製品=急性期/慢性期、診療科、サービス、…。
事象(事実)を確認し、「なぜ」を問う。
→病院経営指標の分析も「事実」を示すだけ。
その後の「なぜ」を問うことが重要。
(人員数、人財、設備、…。)
★産業にも製品ライフサイクルと同じ傾向がある。
→日本の医療(病院)産業のライフサイクルはいまどんなタイミング?成長期?成熟期?
コンサルをしていて、新しい業種に入ったら…
「この業種で成功する秘訣(KFS)は何か?」と担当の専門家に必ず聞く。
→診療科ごとに聞いてみる?
ドラッカーが持ち合わせている素質は…
KFSを必然的に引き出せるような思考の癖。
ホワイトカラーのブルーカラー化。
ブルーカラー=変動費。
→既にこの時点(1985年)で…。
★真に力のある者は、挑戦を求めて去って行く。
→自社or自院をチャレンジングな場所に!
The Problem Solvers -
文庫で200ページなので、サクッと読める。企業戦略の触りをなぞることで、企業戦略の中で自分が学ぶべきものがわかると思う
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※フライヤーオーディブルにて。
大前研一氏の代表著作で「戦略的思考」の入門書。
・~とは、冷徹な分析と人間の経験や勘・思考力を、有効に組み合わせた思考形態。
・問題点の識別については、問題を現象追随から適切に抽象化すること。
・PPM事業ふりわけやイシューツリー・プロフィットツリーの問題発見フレームワーク、KFSなどよる管理と実行。 -
さすがに名著!
旧い考えなんて思えない!今の時代でも十分通用!