夢で会いましょう (講談社文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 2321
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836853

作品紹介・あらすじ

強烈な個性と個性がぶつかりあう時、どんな火花が飛び散るか――それがこの本の狙いです。同時代を代表する2人が、カタカナ文字の外来語をテーマにショートショートを競作すると、こんな素敵な世界があらわれました。さあ、2種類の原酒が溶けあってできた微妙なカクテルの酔い心地をじっくりとどうぞ。

感想・レビュー・書評

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  • 糸井重里パートがあまりに酷い(特に性に関する表現が出てくる箇所は下ネタとユーモアを履き違えてるように見える、40年以上前の本だから仕方ないのかもしれない…)村上春樹単体の1冊で良かったのにと思ってしまった

  • 読み終えて1番に思ったことは「理解するのが難しい」でした。でもクスッと笑えるお話(お気に入りはインタヴュー)などもあって面白かったです。とにかく難しい!!

  • 夢うつつで読んでたら寝てしまい夢に村上春樹みたいな話し方をする男が出てきた

  • ハイヒールを履いた象に出会ったり、メガネをかけだしたら何故か大猿が見えるようになった僕や、海亀とトランプ、ヤクルト優勝話し、村上春樹らしさと糸井重里のブラックジョーク?が全く意味不明なエッセイのようなショートショートのような本。1話が3行のもあれば、多くても3ページぐらいで全部で200話ぐらいあるかな。各話の最後にmとかiが誰が書いたか分かるようになってるけど、村上春樹かそうでないかは、ほとんど当たってたので良かった。寝る前に読むの丁度良いとか言うけど、この本を読むと人生は摩訶不思議?いや適当でいいかーと思えてくる。やれやれ、本当に不真面目な本だ。でも深読みすると逆に眠れなくなるw

  • 村上春樹 コンドル
    村上春樹 ステレオタイプ
    セーター 糸井重

    とにかく不思議な本だったけれど、面白かった
    今まで読んだことの無いような種類の本でした
    私はこういうのは不得意な分野だと思っていたけれど、これだけ短いとスラスラ読めてしまうね
    自分では絶対に選ばなかったからこういう人からの勧めで出会える本はありがたいです〜

    誰かが、暇つぶしの、罪の無い本と感想を書いていた
    的を得ている、、見事だ、、、これですこれ。笑笑

  • 糸井さんの文章初めて読みました。前から気になっていたけれど、どんな感じか分からなかったので。
    見事に好みでした。ショートでも世界観があって印象的だけど、不思議と後味がスッキリな感じ。
    くちびるぶっ飛んだの、あれなんなんよ。笑った。
    村上さんのはダーク・ジブリ、糸井さんのはなんだろ、アダルト・トムとジェリー。

  • "人々は、自分と遠く感じるものを、全て許さなくなってきているようだ"

    突拍子もない設定だけど、所々に社会的風刺を感じ考えさせられた。

  • この二人に自由に書かせたらすごいことになるということが良く分かった。
    独特の世界観が繰り広げられてて、なんとも不思議だった。

    アリクイ好きなのかな…(笑)

  • 村上春樹はショートショートになっても村上春樹だった。

    時々入り込んでくる某球団のネタはなんなのだろうか。

  • 糸井重里の文章を読んだのは初めて。

    「本文をお読みになる前に」で村上春樹が書いているように、それぞれの短編をどちらが書いたかは、文末に記載されている著者の略記号を見なくてもわかる。

    なんとなく、村上春樹は上品な感じで、糸井重里はその反対。

    村上春樹はホテルのラウンジバーで出されるウィスキーで、糸井重里は都内から電車で1時間くらい離れた田舎のバーのウイスキー、って感じ。

    あくまでも個人的な感想です。

    どちらも味わい深いのは言うまでもない。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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