- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061844070
感想・レビュー・書評
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感想
弾けるような色彩。一行一行が鮮やかで絵の具をしまった箱のよう。それだけでなく人の中に渦巻く欲すらも描き切る。知の巨人の意欲作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
好き。 シビレる。 花は美しい...。
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京都に「恵文社一乗寺店」という本好きが集う本屋さんがあります。そこの店長だった堀部篤史さんが2014年に独立して作った「誠光社」という小さな本屋さん。
オープンしてからずっと行きたいなと思っていたのに、タイミングが合わず数年。でも、今回の京都の旅で運よく近くまで行けたので立ち寄ってみました。
旅行先で面白い本に出会うと、いつも迷う。「あ~。荷物になるけど。でも、この出会いは逃したくない。」そういう葛藤を心の中で繰り広げています。笑
正直、村上龍の本はほとんど手にしないけど、旅先ということと「題名」に惹かれて買ってしまった。小説家を主人公にした、アートと欲望の短編集。
短編ごとに登場するアート作品をフルカラーで掲載していて、切り取ったらそのまま絵葉書として使える仕様は、今の出版事情を考えてたらできない昔ならでは。(1989年発売の初版本だった!)
帰りの新幹線で、ちょっと疲れに浸りながら読むにはちょうどよかったかな。 -
左腕だけは君のもの、Kの画廊、タキシードの老人、殺人者の忠告、ディスコ「セブンスターズ」、「ブラック、ホワイト、&イエロー」、銀行と乞食、退屈な浪費家、引っ越しする未亡人、救世主、娼婦達、表面以外は全部嘘、まばたきのアート
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村上龍さんの本は今まで読んだことがなく、これが初めて。第一印象は例えるなら「直球ど真ん中の剛速球」という具合でちょっと、いや、かなり引いてしまう。全編アメリカのポップアートが短編のエピソードの中に挿入されているのだが、そのポップアートがまさしくそんな印象がする。強烈なアメリカンスピリッツにビビッとくる一冊。かなり刺激的。
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これぞ村上龍。MU!!に魅了される。
満足度7 -
ポップアートを軸に据えたおしゃれな作品。何回も読みたくなります。短編集なので読みやすい。
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私の青春時代の憧れです。
NYに行きたいと思ったのも龍さんの本を読んでからです。