総門谷 (講談社文庫)

著者 :
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (784ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061845053

感想・レビュー・書評

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  • なんかもうUFOやら宇宙人やらピラミッドパワーやら民俗学やら、一冊読むうちに、それなりに語れそうな気がしてしまうほどの情報量。
    少し引いてしまいそうなネタなのに、つい「へええ」って聞いてしまう。
    これはこれで終わったのだろうから、続篇は、また「やり直し」た時の話なのかな?

  • 何とも分厚い一冊。
    高橋節が炸裂しているなぁ。

    先に竜の柩を読んでいたので、ネタ被りしている部分もあったけれど
    今作もトンデモ説盛りだくさんで楽しめました。

    名だたる歴史上の偉人たちが、陳腐な敵役になっていて笑ってしまったー。
    しかし伝奇小説としては、やはり竜の柩が数段上ですね。

  • 終わり方が気に入らない。
    それまでは良かったのに。

  • 歴史の事実を随所に散りばめながら、UFOの謎に迫る本書は、歴史ファンタジー小説とでも言おうか。

    小説の前半までは、うんうん、ありえる、ありえると頷かされることが多かったが、後半になってくると、役小角やハンニバルなどが登場し、さすがに、少し笑みがこぼれてくる内容だが、そういう小説だと思って読めば、なかなかに面白かった。歴史的な知識の裏づけがなければこのような小説はかけない。東北に関する歴史小説も多く書く著者だが、本書も東北を舞台に話が進む。広島出身の私としては、庄原にあるピラミッドの話も入れて欲しかったと、少し残念に思った。

    明日からは続編の総門谷Rだ。

  • 登場人物に魅力的な人が多いし(誰が主人公か迷うけど)すごく引き込まれた。
    始めはミステリーで、その後
    SF〜ホラー〜ファンジー・・・ジャンルてんこもりもり。中盤からクライマックスがもりもり過ぎて最後が・・トム・クルーズの「宇宙大戦争」観たあと「その終わり方アリ!?」って思った感覚と似てる。それにしても顥の能力ずるいっ

  • 高橋克彦の伝奇SF系モノ。先に「竜の柩」シリーズを読んでいるので、多少ネタが被っちゃってるような。ノストラダムスの終末予言の話もあるのだが、当時にこの本を読んでいれば背筋ゾクゾクモノだったかも。今となってはお笑い種だけど。とりあえず著者の想像力は凄い!とあらためて感心できる本ではある。
    ただ、人が次から次へと死んでいってしまうのはちょっと辛い。続編シリーズがあるようだが、これにどう繋げていくのか、、、。

  • 高橋伝奇ものの最右翼に称される作品でしょう。ぼくは話が壮大すぎてついていけませんでした。

著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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