8の殺人 (講談社文庫 あ 54-1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1175
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061851009

感想・レビュー・書評

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  • 事件の真相を語られる時に、こんなに引っ張られたら嫌だなあ。

  • 登場人物がみんな明るくて、会話も漫才みたいで面白かった。

    でも、実際の事件の内容はかなり強引であるように感じた。
    特に犯人がなぜこんなに凝った殺人をしたか、動機がかなり弱いような気がする。
    主人公周辺はわかりやすいけど、それ以外の登場人物が背景化してしまって、真犯人はこの人!と言われても、誰だっけそれ?ってぽかんという感じ。

    トリックもなかなか無理があるように思うし、キャラクター設定もちょっと古臭いというか、本格推理小説なのが、コメディなのかギリギリラインなかんじ。
    でも20年近く前の作品だから仕方ないのかもしれない…。

    慎二のミステリマニアックな講義も、わからないのでちょっと辛かったかな。
    でも、カー読んでみようと思いました。

  • なかなか厳しい。
    トリックそのものに関心が湧かない、登場人物の性格付けおよび文章のトーンが中途半端、動機を含む犯人心理が腑に落ちない、手話や認知症などといった特異性が物語にまったく活かされていない…、など、これだけあげつらうポイントがあれば、いくら読みやすい小説と雖もそれだけ。

  • 人生初の推理小説

  • “8の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転―。鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、二人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙のユーモアで味付けした傑作長編推理デビュー作。
    《ブックデータベース より》


    《2010年7月5日 読了》

  • 我孫子武丸のデビュー作

  • 解説で島田氏も言っていたが、先の3人に比べ(比べる必要もないのだが)
    非常に文章が練れている、と感じた。デビュー作にしては。
    そのためあっさり読めてしまう上にオチもあっさりなのだが、
    とにかくミステリが好きなことだけは伝わってきた。しかし、とにかく
    犯人の動機が弱すぎる。
    私はどっちかといったら「今しか書けない若い痛さ」が前面に出ている
    デビュー作のほうが好きなので、いろいろ我孫子も考えたんだとは思うが
    もっとはっちゃけちゃってよかったのになあ、とは思う。
    慎二といちおの設定も中途半端だし。

  • 2009.7.23 読了
    今まで読んだ事のないタイプの推理小説で、面白く読めた。
    ただ、最後に判明する犯人像だけはちょっと興覚めした。
    もっと納得出来る動機付けが欲しかった。

  • 正直、探偵役にいらいらした。

  • まぁ普通

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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