- Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061851078
感想・レビュー・書評
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時代は漢から三国志の時代へ。
語り口としては、日本の昔語で、牛若丸や弁慶の話をしたり、戦国武将の話をしたりするのに似ているように感じる。
正確なことを伝えるわけではないが、巷間に伝わるエピソードを楽しむことができる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漢の繁栄、前漢から後漢、漢朝の没落と黄巾の乱から有名な三国志の物語へ。
三国志の物語にもそれ以前の国政の状況が前提にあり、歴史上の逸話などもつながりが理解できた。うれしい。 -
[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
前漢時代の全盛期にあたる武帝の時代から三国志の序盤辺りまでの物語
前漢は後の時代と比べ、比較的にまっとうな皇帝が存在している印象だったな。皇帝が幼少でも側近がまっとうだから治世は安定していたように思う。
それに反し、後漢の時代は外戚と宦官による専横が酷すぎる印象だ。皇帝がどんどんと実権を失っていく様子がよく分かる。後漢は王莽による専横から漢に復帰したわけだけど、この時点でかなり制度が疲弊していたということなのかな?
三国志の時代は後漢自体は存在するけど、もう無きに等しい状況だな。 -
時代は前漢の終盤から王莽の時代へ、そして後漢の光武帝へ。王莽の遠大な計画により、よく出来た人と思わせて大歓迎のうちに皇帝になったとは驚きだし、光武帝は何とグズで優柔不断なため、皇帝になりたくなかったが、死にたくなかっただけのために皇帝になってしまった皇帝がいたとは!滑稽とも言え、光武帝のイメージダウンも甚だしい。このような後漢だったので、乱れも早かったようだ。幼帝と皇后・皇太后の一族、そして宦官たちの跋扈の時代は醜い繰り返しの歴史だ。董卓・呂布、袁紹、曹操らが登場し、いよいよ三国志のクライマックスへ向かう。
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前漢~三国志初期まで。
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中国通史はこの人が1番!
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2015/7/30百足さんから借りた。
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前漢の武帝即位から150年を経て途中、新をはさんで後漢へと歴史は流れる。北の匈奴の脅威を貢物を納めることでなんとかやり過ごし、一転後漢時代には匈奴の内紛を逆手に取り、南匈奴を配下に収めるなど漢の時代は平和なときをむかえる。
他国の侵略に怯えることはなくなったものの、争いは身内から起こる。不幸なのは才覚の無い皇帝を上にいただくことだ。まわりの側近たちの力が増大し、漢は足元から崩れることになる。波乱含みの混乱の時代はいよいよ三国志へとつづく。 -
【分類番号】13-05
【保管場所】本社工場