運命を拓く 天風瞑想録

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062053525

感想・レビュー・書評

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  • 「心身統一法」創始家、中村天風先生の誠に有難い説教。昭和戦前戦後の人なので、今読むと言葉が古いというか、胡散臭いというか、宇宙霊とか、言葉は超怪しいし、時代なんだなあ、と思うが、底抜けに真摯で明快で快活。力強い、人生訓。「誦句を与える!」

  • 何度となく、手に入れては他人の手に渡りを繰り返して、
    やっと自分の手元においておけるようになった。

    弱気のとき、この本と向き合うことで
    自分の中から何かを「搾り出す」起因となる書。

    実線しようと思いながら、、、、その気が薄れ、
    気持ちを入れなおすの繰り返し。

    得るものはとてつもなく大きいのだから、
    常にこの心構えで生きて生きたい。

  • 天風会の講演をまとねたもののようであるが、それだけに筆者の熱さが時に噴出し、読み手をとまどわせる。中味は熱い。活きる勇気を与えてくれる。

  • 自分にこの本は合わないなと思ったら、あっさり読むのを止める主義です。

  • 消極的な考えはしない。常に積極的に物事を考えることが重要。

  • 渋い! かっこいい! 熱い!そんな中村天風の自伝。

  • 久しぶりに“天風ワールド”を味わった。
    自分の人生を“成幸”に導くエキスがふんだんに書かれている。

  • いただきもの

  • 去年お世話になった伊豆の断食合宿所の本棚に、哲人・中村天風の本がありました。お名前だけは知っていたので、空腹を紛らわそうと手を伸ばし、
    運命を拓く―天風瞑想録

    を、読んでみたら、結構おもしろくって、帰ってから続きを読むため買ってしまいました。
    インターネットで調べていたら、宇野千代さんが対談をまとめたられた下記の文章に行きあたりました。

    「常に訓練的に積極化する。いまの世の中特に積極化する必要に迫られているのは四十を過ぎてからです。
    いまの人は、若い中だけが訓練的に積極化するときだと思っている。
    若いときに訓練的に積極化することは、その余りの余力をもって、四十を越したのちの命にも、それをアピールして行くというつもりでもって、若いうちにうんと、肉体に対する訓練を与えておくのであります。

    それが四十を越して、金も出来る、地位も出来る。いままで、自分のことは自分でしなければならなかったような身分の人間でも、こんどは人を使ってからに、ぜいたくな生活が出来るようになるってえと、訓練的に積極化するどころか、非訓練的な、消極的な、生活をおこなうことになる。横のものを縦にもしやがらねぇ。

    それもですよ。人間も四十を越してから、多々ますます弁ずるていに肉体の生きる力が増加してくれるならともかくとして、どんなに金があろうと身分があろうと、四十を越すと細胞の、よろしいか、老化状態というものが発生して来るんだ。

    四十を一つのセクションとして老いぼれだすんですよ。この老化趨勢にブレーキをかける。これが訓練的積極化です。ちょいと駆け出す、青竹踏み、大股歩き、やろうと思えばいっくらでも積極化する方法はあるんです。 」

  • 「人間は何をするためにこの世にきたか?」の問いに「宇宙の進化と向上に順応するために生まれてきた」と答える天風さんは、「神との対話」(ニール・ドナルドウォルシュ)に書かれている神と宇宙と人間の関係と同じことを言ってると思う。これを理解すれば、充実の人生が待っているのかな。

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著者プロフィール

明治9年(1876年)生まれ。日露戦争の時に軍事スパイとして従事。終戦後結核を発病し心身ともに弱くなったことから人生を深く考えるようになり、人生の真理を求めて欧米を遍歴。 一流の哲学者、宗教家を訪ねるが望む答えを得られず、失意のなか帰国を決意。その帰路ヨーガの聖者と出会いヒマラヤの麓で指導を受け、「自分は大宇宙の力と結びついている強い存在だ」という真理を悟ることで、病を克服し運命を切り拓く。帰国後は実業界で活躍するが、大正8年(1919年)、病や煩悩や貧困などに悩まされている人々を救おうと、自らの体験から“人間のいのち”の本来の在り方を研究、「心身統一法」を創見し講演活動を開始。その波乱の半生から得た「人生成功の哲学」は、触れる者をたちまち魅了し、皇族、政財界の重鎮をはじめ各界の頂点を極めた幾多の人々が「生涯の師」として心服した。昭和43年(1968年)没後も、天風門人となる者が後を絶たない。

「2022年 『真理のひびき 天風哲人 新箴言註釈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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