長崎オランダ村

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062056212

作品紹介・あらすじ

リアリイティは、CDやフロッピーディスクや情報誌にあるのではなくて、たとえば西アフリカのダンサーの肉体の中に存在する。楽しむことの本当の意味をこの小説は語っている。

感想・レビュー・書評

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  • 69の続編のような感じ。

  • お国柄からくる思わず笑ってしまうハプニング

    外国人が読んだらどう思うかなぁ。。とちょっと心配するけど、

    まぁ、ご愛嬌で

    たまにはこういうタイプの本もリラックスして読め良い

  • 2008年2月27日読了。実話なのか?長崎オランダ村に集められた各国のパフォーマーとイベント主催者の間のドタバタ、の回想に著者が突っ込みを入れつつ己の思想を語る。面白いエピソードも多いが「表現には切実さが必要」「日本には日本の音楽がない」など結局いつもの村上節。切実な表現とは、表現しなければ自分は存在できない・というようなもの。そのような切実な表現は正確でなくてはならないはずであり、そうであれば不正確な「言葉」のみに頼ったコミュニケーションというものは切実ではなく、音楽や踊り・何でも芸術というものはそういった切実性が生み出したものである、といえるのだろうか。食事と酒に関する描写も多く、腹が減る。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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