M1

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 331
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062096850

感想・レビュー・書評

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  • 元信用調査の仕事をしていた高校教師は、自分の担任の生徒の家が倒産したことをきっかけに、ある町の腐敗した経済状況を目の当たりにすることになる。
    こんな事ありえるのかというくらいの、弱いものいじめの経済状況。
    巨悪に立ち向かう姿にドキドキした。

  • ちょっと不満気味かなぁ・・・

    初期の作品と言うこともあるのでしょうか

    話の内容自体は、さすが池井戸さんなのですけど

  •  商社の調査部門で企業の信用調査をしていたが、転職の当てが外れ失業してしまった主人公・辛島。教職課程を履修していたため、友人の伝手で高校教師として再就職して現在に至っている。だが、アナリストとして転職の失敗したり、一方的な突然の離婚などで生きる気力を失い、無気力な日々を送っていた。そこに、副担任をしている黒沢麻紀の父の会社の倒産のトラブルに巻き込まれていく。
     無気力だった辛島がかつての経験を生かし、自分を頼ってきた麻紀や麻紀の父・黒沢の会社のために奔走。
     お金のために振り回される人々、お金を中心とした価値観、経済観念が人々心に深く根付いている現代社会の歪みを描いている。

  • 最近話題の池井戸潤の作品を読みました。
    途中、少し分かりづらかったです。
    最後に欠けて盛り上がっただけに、途中の間延びが残念。
    ただ、普通に楽しめます。

  • キャスティングが無理過ぎ!
    生徒の私生活に、先生がここ迄入り込むのは、あり得ないしょ!
    麻紀が、高校生なんてあり得ない。
    大人でも、こんなしっかりしている人は稀でしょ。
    可愛げがなさ過ぎ!
    債権関係の話は、何時もと同じで読み応えがあったけど。
    何時もの池井戸潤の本が期待が大き過ぎたせいか、星二つです。

  • 社債、マネーロンダリング、計画破綻等 池井戸潤ならではのカテゴリーで面白かった。登場人物のキャスティングには深みがないが、マネーが主役であるのがこの小説の面白いところ。

  • 悪貨は良貨も良心も駆逐する

  • ブックオフに発注

  • 街全体が一つの大企業を中心として発展してきたが、その大企業の先行きが怪しくなってきた頃、出資を関係会社から募る代わりに発行された企業通貨。それが街全体を蝕んで行く。恐ろしい話であった(^^;;

  • 金融絡みの話。
    その手の話に疎いので、知らない世界を垣間見れたようでワクワクドキドキしながら読めた。
    教え子のためにここまでのめり込むかどうかはわからないけれど、自分の得意分野のことならやっぱり首を突っ込んでしまうかも。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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