- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062114608
感想・レビュー・書評
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2010.01.23
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失恋して、彼は運命の人じゃなかった嘆くキウイに対して。
彼は運命の人だよ。運命の人は結ばれる人という意味だけじゃないんだ。君の人生に大きい影響を及ぼした人のこともいうのだよ。何も残らなかったというけれど、君はいつまで残りたいのだ。地球が滅びるまでか。違うだろ。君が彼を愛したことは彼に永遠に刻み込まれたのだ。それでよかんべ。
と、話をするキャベツがよかった。
そしてキウイを彼に刻みつけようと走るキャベツ。
爽やかですなぁ。
420 -
2回読みました。
読みましたけど、?しか頭に浮かばず面白くなかった。
はっきりしない結末が更に後味が悪かったです -
途中まで、いいなと思って読んでいたのに、最後、なんか、落胆。うーん。キャベツって名前に惹かれて読んでみたのですが…残念だ。
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ソフト。
女っぽいなー と思いながら読み進み、現実感に欠ける理由が最後の方で明らかになる。 -
最初からあった違和感(予想)があ〜やっぱりなと思って終わった。でも、やっぱりなんだかおかしい・・。実際誰?って思ってしまう事多かったし。
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著者の伝えたいことが確かにそこにあるのはわかったけど、端っこしかつかめませんでした。
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いろいろな感想があるらしいが俺は結構好き。
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キャベツとは勝部拓人のことである。
カツベ→キャツベ→キャベツとなった。
少し長めの出張から帰ってみると 住んでいたアパートが原因不明の爆発事故によって跡形もなくなっていた、というところから物語は始まる。
時間も空間も自由にふわふわと行ったり来たりする。だまし絵のように ここがどこに繋がっているのか どこまで行くとそこに出るのかが判然としない。判然としないながらもどこまでも滑らかにストーリーは流れる。大事なことを見過ごしてしまいそうなほどに。
とても自然で幸福で悲しく切ない物語である。