キャベツの新生活

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 89
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062114608

感想・レビュー・書評

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  • 2010.01.23

  • 失恋して、彼は運命の人じゃなかった嘆くキウイに対して。
    彼は運命の人だよ。運命の人は結ばれる人という意味だけじゃないんだ。君の人生に大きい影響を及ぼした人のこともいうのだよ。何も残らなかったというけれど、君はいつまで残りたいのだ。地球が滅びるまでか。違うだろ。君が彼を愛したことは彼に永遠に刻み込まれたのだ。それでよかんべ。
    と、話をするキャベツがよかった。
    そしてキウイを彼に刻みつけようと走るキャベツ。
    爽やかですなぁ。
    420

  • 2回読みました。
    読みましたけど、?しか頭に浮かばず面白くなかった。
    はっきりしない結末が更に後味が悪かったです

  • 途中まで、いいなと思って読んでいたのに、最後、なんか、落胆。うーん。キャベツって名前に惹かれて読んでみたのですが…残念だ。

  •  ソフト。
     女っぽいなー と思いながら読み進み、現実感に欠ける理由が最後の方で明らかになる。

  • 最初からあった違和感(予想)があ〜やっぱりなと思って終わった。でも、やっぱりなんだかおかしい・・。実際誰?って思ってしまう事多かったし。

  • 著者の伝えたいことが確かにそこにあるのはわかったけど、端っこしかつかめませんでした。

  • いろいろな感想があるらしいが俺は結構好き。

  • キャベツとは勝部拓人のことである。
    カツベ→キャツベ→キャベツとなった。

    少し長めの出張から帰ってみると 住んでいたアパートが原因不明の爆発事故によって跡形もなくなっていた、というところから物語は始まる。

    時間も空間も自由にふわふわと行ったり来たりする。だまし絵のように ここがどこに繋がっているのか どこまで行くとそこに出るのかが判然としない。判然としないながらもどこまでも滑らかにストーリーは流れる。大事なことを見過ごしてしまいそうなほどに。

    とても自然で幸福で悲しく切ない物語である。

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著者プロフィール

作家。1963年生まれ。早稲田大学哲学科、東京大学美学藝術学科卒業。ニューヨーク大学大学院演劇学科終了。母・佐和子との日々を綴った『身がわり』で坪田譲治文学賞受賞。著書に小説『ねむい幸福』『キャベツの新生活』『車掌さんの恋』『月とシャンパン』『風の牧場』『ぼくたちはきっとすごい大人になる』『渋谷の神様』『カムフラージュ』、エッセイに『ニューヨーク空間』『雛を包む』『世界は単純なものに違いない』『恋するフェルメール』『三度目のフェルメール』など。

「2014年 『南下せよと彼女は言う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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