カタコンベ

著者 :
  • 講談社
3.21
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本棚登録 : 244
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062125352

作品紹介・あらすじ

リミットは水没するまでの5時間。洞窟に閉じ込められた調査隊が危ない!「贖罪」の思いを胸に、単身、救助に向かった青年を襲う「殺人者」の恐怖。史上最年少24歳3カ月!第50回江戸川乱歩賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 第50回(2004年)江戸川乱歩賞受賞作。

    カタコンベ(地下墓地)。とは。


    東馬亮は5年前の「償い」のために?
    マイコミ平で新たに見つかった洞窟の調査に参加する。

    作者24歳の作品ということで文章には粗削りさもみられるが
    いったい次はどうなる?どう展開する?という
    ワクワク感からどんどん読み進めてしまった。
    作者の若さゆえか、5年という歳月の時間軸の違和感がぬぐえなかった。

    3.5

  • 過去の既読本

  • 24歳で書いたとは思えないほど読みやすい文章で、どんどん引き込まれていった。ケイビングとかは全然わからないけど、どきどきしながら読むことができた。
    すごくおもしろかった。

  • 洞窟からの脱出はB級映画を見ているようだった、と書評にあるけど、果たしてこれは褒めているのだろうか…。何が決定的に足らないのか分からなくて悔しいけど、とにかく登場人物が立ってない。生き生きと動いてはいるんだけど、バックボーンにドラマがない。人間味がないわけでもないしなー。それを指摘できないうちは、自分だってドラマチックな文章は書けないってことだな。でもストーリーはシンプルで意外と楽しめた。トータルで言うと普通だった。

  • 図書館で借りた本。江戸川乱歩賞受賞作と表題にあったので読んだが、あまりの稚拙なストーリーと表現に失望。ケイビングの世界観が垣間見れるのは良かったとは思ったが受賞作に値するかは疑問かな。

  • 十年前の第五十回江戸川乱歩賞の授賞作品神山裕右氏の『カタコンベ』を読了。さすが乱歩賞授賞作品だけあって、物語のほとんどが展開される山奥での洞穴のなかでのクライムシーンや脱出シーンは手に汗握るスピード感を持って展開されドキドキ感満載だ。最年少での授賞という事だったが、残念ながらこの作品を超えるような次作はまだ出せてないようだ。期待したい。ケイブダイビングという特殊なスポーツを題材にした作品を読むのに選んだBGMはSony Clarkの"Cool Strattinn" 久しぶりに爆音で聞きたくなった。

  • ドキドキ。

  • 非常につまらない。
    全然話にのめりこまない。
    久々の挫折。

  • 江戸川乱歩賞受賞作品として期待しながら読み始め、
    今までにない舞台設定だったので、非常に興味を持ちながら読めました。
    で、読み終わっての感想がこの内容で受賞したのか~。。。うーん。。。
    って感じでした。
    読みやすくて非常に良かったのですが、
    ミステリーとしては殺人犯の動機があっさりというか・・・。
    まぁ後述にあった選評ではこれからの作者に期待を込めて、
    というものがあったのでそれを読んだら納得って感じですかね。

  • 読み終わってあとで考えると「あれ?」という部分は多いけど、読んでいる人を引き込むような書き方であっという間に読める本かも。

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著者プロフィール

1980年愛知県生まれ。名古屋経済大学法学部卒業。2004年『カタコンベ』(講談社文庫)で第50回江戸川乱歩賞を24歳3ヵ月、史上最年少で受賞し、デビュー。『サスツルギの亡霊』(講談社文庫)が2019年「本屋大賞 発掘部門『超発掘本!』」に選出される。

「2019年 『炎の放浪者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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