人生ベストテン

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062128100

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  • 13歳のあの夏から、私に会いにきたひとは?
    どこにでもいる男たちと女たちの<出会い>が生みだす、ちいさなドラマ。おかしくいとしい6つの短篇。
    「床下の日常」 水漏れ工事に向かったマンションで、陰気な人妻から食卓に誘われたぼくは
    「観光旅行」 恋人と訣別するためイタリア旅行中の私は、観光地で母子喧嘩に巻き込まれ
    「飛行機と水族館」 アテネ帰りの飛行機で隣り合った泣き女が、なぜかぼくの心にひっかかり
    「テラスでお茶を」 男とのねじくれた関係を刷新すべく、中古マンション購入を決意した私だが
    「人生ベストテン」 40歳の誕生日を目前に、恋すらしていない人生に愕然とした私は
    「貸し出しデート」 夫以外の男を知らない主婦の私が、若い男を借り出してデートに挑むが


  • どれも30代、40代の女性にまつわる短編集。
    どれも現実にありそうで、ちょっと切なくほろ苦いそんな物語。
    どれも根本的な問題は解決されていないけど、一歩前に踏み出せそうな、そんなところで物語りは終わり、自分だったらどうだろう、とちょっと考えさせられる。
    とても読みやすい作品でした。暗くもなく明るくもなく。淡々としていて。

    「人生ベストテン」というのは主人公の女性が眠れない夜に自分の人生で起こった出来事の中でベストテンを思い浮かべるところから始まるのですが、その上位のどれもが何十年も前の出来事だったりするんですね。その事実に愕然として余計に眠れなくなったりする・・・なんて話を読みながら私のベストテンは・・・と一瞬考えようとしましたが何だか怖くて止めました(笑)

  • 古本屋で購入。これまた短編集。これが作者の等身大なんだろう、という感じ。[07/01/26]

  • 題名に惹かれて読んでみた★★
    「人生ベストテン」とあるけど、イイコトばっかり書いてある本ではなぃです。
    ドコにでもある日常のちょっとした出会い。
    客と業者だったり隣りの乗客だったり…

    スッキリしないのが難点…。。。

  • 2006/4/17  誕生会の夜。

  • レビューはブログにて。
    http://tempo.seesaa.net/article/29376117.html

  • 直木賞受賞第一作
    13歳のあの夏から、私に会いにきたひとは?
    どこにでもいる男たちと女たちの<出会い>が生みだす、ちいさなドラマ。おかしくいとしい
    6つの短篇

  • 初めての角田作品。私の人生ベストテンって何やろう?。。これ以外に印象薄。2006.01

  • 短篇集。

  • 2006年2月20日(月)、読了。

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著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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