一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ-

著者 :
  • 講談社
4.05
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感想 : 447
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062136051

感想・レビュー・書評

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  • 第一部はいわばイントロダクションで、取り立てて事件らしいことも起こらず(強いて言えば、連の脱走くらいか)淡々と物語が進んで行ったけど、第二部に入って、登場人物の個性が際立ってきて面白くなってきた。
    新二と連以外の春高陸上部員たちがいいな〜。
    ばんからだけど、信頼できるみっちゃん、冷静な守屋先輩、ジンクス担当の浦木先輩、気のいい根岸、関西弁でサプリメントやスポーツ小物に詳しい1年生の桃内。
    新二が彼らと交わす会話がチーム愛に満ち溢れていていいなと思う。それと、谷口への淡い片思いもこれぞ10代の青春という感じで好ましい。ふたりきりで初めて遠出(磐田まで)した電車の車内で新二が感じたドキドキはわかる!!と思った。たった1行のメールでさえ、送信するのをためらうところも微笑ましい。
    それにしても、練習や試合の場面はまるでドキュメンタリーを見ているようでこちらまで緊張する。10秒前後の短い勝負の向こうに見えるもの・・。走った者にしか見えない世界なんだろうな。
    そんな感じで終盤まで来て、あんな事件が・・。
    爽やかに淡々と進んでいたのに、突然の奈落の底といったら大袈裟か。第三部では希望を見出せるのか、彼らの今後の成長も気になる。

  • 陸上競技が楽しくなってきたところで、不幸が…この本を読んでいると、走る事って単純だけど楽しいんだな、って伝わってきます。全てのスポーツ選手に対して怪我が如何に怖いものなのかも…そんな2巻でした。

  • いやぁ・・・
    第二部もただの爽やかさだけでなくて
    泥臭さもあっていい。
    だから、部活はおもしろい!笑

    と思えました。

    第三部よみたいけど、また明日。

  • 第一部で感じていた違和感が消えて、物語にのめりこんだ。勢いがついてとまらなくなってきた。
    早く第三部が読みたくなった。

  • 最後の一部分でぐぐぐーっと引き寄せられてまくって
    青春具合にくぅぅぅっとなりました。

    まだまだこれから。

    こんなに心情描写がうまいなんて!

  • 読書完了日2009年07月14日。

  • 一読暑苦しくないが、やっぱり暑苦しい

  • いよいよ走りだした新二。
    彼も2年生になり、後輩も入ってくると同時に去っていく先輩たちがいる。
    青春って本当に短いサイクルでいろいろな出来事に立ち向かっていかなくちゃいけないんだなぁ、なんてツーンと懐かしく思ったり。
    そんな中、新二は淡い恋心を抱いたりして陸上以外でもしっかり青春しているのですね。爽やかです。

    (以下若干ネタバレ含みます)
    新人戦県大会という大切なとき、まっすぐに前を見て走る新二の前に大きな大きな事件が襲ってきます。
    尊敬する兄であり、永遠のライバルでもある健ちゃんが事故に・・・。
    そして走ることをやめてしまった新二・・・。
    新二にとって兄の存在が大きかったことはもちろんですが、新二自身、自分で思っていた以上に大きかったんでしょうね。彼が無限のゴールに向かって走っていくための一番の原動力だったのかもしれません。
    もう一度新二は走り出すことができるのか・・・・。

    本当に風が吹き抜けていくように、サササ〜っと爽やかに読み進んでしまう作品です。新二の若くて成長期真っ只中の複雑な感情などがずんずん伝わってきましたし。第三部で新二がどんなゴールをきることになるのか、とても楽しみです。

    ブログ【ホシノ図書館】でのレビューはこちら→<a href="http://spica88232.blog58.fc2.com/blog-entry-102.html" target="_blank">一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ-</a><br><br>

  • 再読。

    感想は第三部で。

  • このまま3巻まで一気に駆け抜ける!

  • 文章からひしひしとひたむきさが伝わってくる。
    「走る」事に全力でぶつかっていく真っ直ぐさがひたすらにすがすがしい。青春

  • 逃げずにぜんぶ、直球勝負。
    赤面するほどまっすぐで、なのに全然しらけずに読める。
    清々しい。

  • 21/6/10 75

  • 読始:2007,10,2
    読了:2007,10,3

     ガーン…せっかく書いたレビュー消えました…
    後日しっかりしたもに書き直すかもしれません


     前巻よりいい。進展があったからかな。青春っぽさが増した。途中思わず感情移入して一気に読んでしまった
     健ちゃんの怪我を通して、新ニの陸上への心境の変化、谷口若菜への思い、連の自分を見る目の変化…
     
     ぃょぃょ次巻は最終学年。この面子で四継を走るのも最後。あぁ続きが気になる。

  • 主人公の視点だけではなく、他の人の目を通してこの話を読んでみたい。2巻目になってくると、今どきの高校生を意識した話し言葉的な語り口調がどうにも気になってきてしまった。でも最終巻は楽しみです。

  • 一巻と同じ感想!

  • 泣いた。
    超泣いた。
    我慢しきれずに授業中も電車の中も読んでたら、
    泣いた。不審者がられた。

  • 200904読了

  • 一瞬の風になれ 第二部
    佐藤 多佳子
    講談社(2006-09-22)

  • 164可能性ーいつまでも捨てたくない言葉だ。くしなかtでも、ずっとしがみついているわけにはいかない言葉だ。

    182努力したぶん、きっちり結果が出るわけじゃない。だけど、努力しなかったら、まったく結果は出ない。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。1989年、「サマータイムで」月刊MOE童話大賞を受賞しデビュー。『イグアナくんのおじゃまな毎日』で98年、産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞、99年に路傍の石文学賞を受賞。ほかの著書に『しゃべれども しゃべれども』『神様がくれた指』『黄色い目の魚』日本代表リレーチームを描くノンフィクション『夏から夏へ』などがある。http://www009.upp.sonet.ne.jp/umigarasuto/

「2009年 『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤多佳子の作品

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