三日月

著者 :
  • 講談社
2.96
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本棚登録 : 49
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062139458

作品紹介・あらすじ

デブ。チビ。まじめ-労働ガールズ小説。

感想・レビュー・書評

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  • 超面白い 一気読み!
    自己中な主人公だけど憎めないわぁ

  • いいほんだ。
    「ハイッ」という瞬間だけ主人公の人格がまっしろになる感じがするのがすごいと思った。小説ならではのリアリティだと思った。
    漫画じゃこうはいかないだろうとなぜか漫画を引き合いに出してみせるのはもちろん岡崎京子がよぎるからである。
    どっちもすきだ。

  • 「脱ニート」は宮崎史上最悪の主人公。

    「チョコレート工場の娘」は娘の甘さが良く出ていた。

    「三日月」は労働の醍醐味。

  • 以前懸賞で当たった本ですが、読んでいなかったことを思い出しました(苦笑)時間があるときに読んでみます。

  • ☆脱ニート
    19歳のニート 大堀せり
    ケーキ工場で短期バイトをする。
    学生時代からいじめにあっていたせりは、バイト先のスタッフに罵詈雑言浴びせられても、屁でもないと倍返しの暴言で返り討ちにする。
    仕事中、突然生理になったからとトイレの棚に置かれた他人のポーチそれぞれから計4 個のナプキンを失敬する。更にその日の帰り、工場送迎バスの運転手の財布から23,000円をくすねる不届き者。

    なぜかこの一篇のページ
    中央綴じてあるところはそれなりの余白なのに 開いて左右の余白 6mmもない。汚れた指でページめくると 文字に重なるので何か食べながら読むのはよしたほうがよさそお(まぁどの本もそれにこしたことはないけどぉ)


    ☆チョコレート工場の娘   不登校篇
    学校の担任にチョコレートくさいと言われてから、登校するのをやめて父親の経営するチョコレート工場でバイトをしだした11歳のあと取り娘小西ルリ(母親はルリ出産時に死亡)。
    工場で、何を言われようが何をされようが、ひたすら独り言を心の中に仕舞い、奴隷のように働く。今学んでいることを将来経営者となった日に役立てようといくつかのアイディアも稚拙ながら生み出す。涙を見せるが芯はダイヤモンドのように堅い、まるでシンデレラのように。


    ☆三日月
    出産して三日目で夫と離婚した母と、二人で暮らす夏野涼子。
    母の存在に耐えられなくなり、高校を中退して寮のある工場に入社し、一人立ちする。
    その工場で、元同級生の母親、金子知世に仕事を手取り足とり習う。
    日が経つにつれ自分の母親を見下げた涼子だが、友人の母金子を敬うようになる。
    仕事に真面目な涼子の将来の姿は、金子の今の生き方、仕事の姿勢に重なる。



    すさんで、ちょっと人にいじわるしたくなったり、プチS気分の時にお薦めの本?かなぁ。。。どうだろう。。。。

  • 労働ガールズを描くお話が3つ入っているのだが、表現的に面白くしようとしているのか笑わせようという意図があちらこちらに垣間見えて、1篇目までは良かったのだが、2篇目、3篇目も同じ調子で続くものだから、少々食傷気味になってしまい、読んでいて、もういいやと投げ出したくなってしまった。
    ごめんなさい。久しぶりの★2つ。

  • 宮崎誉子の本なの中では一番好きかもしれない。説明がちゃんと入っていて読みやすくなったからだろう。平成のプロレタリア文学。

  • 2007/12/16
    L-H

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