- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062140935
感想・レビュー・書評
-
私が産まれる前の作品とは…驚愕
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時代設定は古いんだけど、今の感覚で読める。
おもしろかった。
読後は、一本映画を見たような気分。 -
続編の「私的生活」を先に読んじゃってたのですが、思わずもう一度読み直してしまった。のりこみたいな女性、いるんだろーなー。勇ましいのに実はとても女性らしい。長さを感じさせないテンポの良さは田辺さんのすごいとこだと思います。すっかりはまってます。
-
軽妙で愉快で快活なのに、こんなに苦しいのはないって位切ない。
読み終わったときに「はー、よかった!」てなる本。
数あるお聖さんの中でもとりわけドラマチックー(>_<)
最近純粋な恋心は信用できないので(笑)この生々しさはよかったです。外じゃなければ何度も泣いてた。 -
おせいさんの可愛げのある大阪弁が読めて幸せになりつつ、主人公に共感しながら、一気に読んでしまいました。
-
どうしても大好きだった人、お互い好きでも二人の気持ちの種類が違うこと、自分で解ってて認めたくない本当は大切な人。
切り口次第で考え方一つで幸せも不幸も紙一重。
その時楽しければ、それでいい。
そう思ってたってきっと方向は自分じゃなきゃ決めれない。 -
短編を読みすぎて、もう田辺聖子飽きたかな、と思っていた頃に本屋に並んでいたので読んでみたら
あまりの鮮やかさにびっくりしてしまった
3部すべて読んだけど、このリアルで、わかりやすくて、上質な文章
たまらない
2巻に入ってからはもうすっかり魅力の失せちゃった男(名前忘れた)だけど、その、男だったんだなあっていうのがたまらなくリアルだった
読んだときはあっけだったけど、今ならちょっとわかるかも
おもしろかった とても -
主人公といっしょにハラハラできる恋愛小説。ほんとうに好きは人には言い寄れない皮肉。
-
以前女性誌で見た気がする漫画版より
さらに報われない印象・・
3部作っていうけど続きは読まないだろうなぁ -
田辺聖子さんの、三部作。
実は、田辺さんの本は、以前読んだ時はあまり気にならなかったけれど、
「ひさびさに、女性作家の小説に浸りたいなぁ」という私には、
ドンピシャ! いやむしろ、撃ち抜かれた感じ!! でした。
まず、この表紙がかわいい・・・
そして、表紙の中の、本体の紙もやわらかくて、かわいい模様が入っていて、
すごく素敵・・・。
(つまり、読む前から「萌え~」なのです。笑)
そして、読んでビックリ!
最近の言葉でいうなら、きっと「肉食系」の女子。
31歳の主人公・乃里子が、周りの男性に「言い寄られ」るお話から始まるのだけど、
迷いながらも、すんなり受け入れる姿勢が、すがすがしい!
心の迷いより先に、行動してしまっている辺りが、
いさぎよくって、読んでいて背筋が「シャン」とする感じ♪
そして何よりも、文章内のさりげない日本語が、
ほんとうに美しい。。。 流れるような、さらりとした言葉に思わずうっとり。
ベッドサイドの場面が多いのに、そんなことを全然感じさせない、この爽やかさ。
引き込まれてしまって、気づけば読み終えていました。
女性作家の世界に、引き込まれる気持ちよさを、
ひさびさに、味わわせてくれた一冊。
ちょっと女心に浸りたい。 でも、しっとりし過ぎず元気にいきたい。
そんなアナタに、オススメです^^