言い寄る

著者 :
制作 : 大久保 伸子 
  • 講談社
3.83
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本棚登録 : 550
感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062140935

感想・レビュー・書評

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  • 装丁がすごくかわいい!!

    読ませる。ウソっぽくない。楽しい。爽快。いい本だ。

  • 私は田辺聖子さんの作品は比較的新しい作品を読んでいたので、
    この作品はちょっと違うかんじ。
    新しい作品とは少し感覚がちがくて、若くて青くて浅いかんじ。
    年齢とともに感じ方がいいほうに変わっていったのだと思う。
    昔はこういう恋愛感だったのか!
    そういう道を通って後の作品ができたのか!と。
    まだ恋愛に振り回されてる若い女のかんじが、
    今の自分に近いです。
    やっぱり続きが気になる。

  • 【5/2-3】

  • 25年から30年くらい前に書かれた本ですが、
    今の時代にも読める、楽しい恋愛小説。
    3部作で、こちらは最初の1冊目。
    「誌的生活」「苺をつぶしながら」と続きます。

  • 愛してないのに気があう剛。初めての悦楽を教える大人の男、水野。恋、仕事。欲しいものは手にいれた、31歳の乃里子。でも、唯一心から愛した五郎にだけは、どうしても言い寄れない。田辺聖子「最高傑作」三部作。30年の時を経て復刊第1弾。

    読む順番が違うけど、三部作の1作目。
    これがいちばんおもしろかった。
    ほんと、これ現代でも通じるから。女の気持ちがよく分かる。

  • 「惚れた弱み」から「キズの痛み」までデザイナーの乃里子のまわりの3人の男たちとの痛快でちょっと悲しいお話。<BR>
    <BR>強引でお金持ちを鼻にかけているが憎みきれない剛、おとなしく「言い寄って」くれない大好きな五郎、オトナな水野。う〜ん、みんなそれぞれいいんだけど、私はやっぱり水野さんが好き。はじめての恋人はどんな人?と聞けば、真顔で吐き捨てるように「わすれた・・」と言う。こんな人とっても好き!どうしようもなくオトナをかんじてしまう。続編が楽しみです。

  • 30年も前の小説なのに、全然古びてなくて、凄いと思いました。30年前の女性も、今の女性も、なんら変わりなく恋をしていたんだなぁと思いました。そう思って、30年後の今の母を見たりして^m^同じ女なのだなぁと、今更思ったりして^m^

  • 図書館で借りて読みました。装丁が可愛かったから、最近出た本なのかなと思ったら(まあ、それは間違いでもなかったようですが)、再販だったのですね。確かに、関西弁の言い回しなど、いま風ではないような?と思っていたけれど、大阪ではこれぐらいなのかなと京都人の私は思ってしまいました。でも、人の気持ちの機微は何年たってもかわらないというか、気持ちがうまくやわらかい言葉で説明されていて、読んでいて気持ちよかったし、主人公のある種の冷静さや分析力に惚れ惚れしました。

  • 三部作の最初なのにまだ読んでない…

  • 08.1.20読了

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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