- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062144483
感想・レビュー・書評
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『毒になる親』と併せて読みました。
本書と『毒になる親』は互いを補い合う内容であるとの意見に納得。
『毒になる親』が快刀乱麻の如くに毒親たちを斬り伏せて”対決”を勧めているのに対し、こちらは「”対決”はしてもしなくてもいい」と述べられているので”対決”以外の方法で親との距離を上手くとりたいという人は救われたのではないでしょうか。
先に『毒になる親』を熟読してから読み始めたのでインパクトが薄かったのですが、改めて読み直して理解を深めたいと考えているところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
親と健全な精神の繋がりが持てなかった人を対象として、親との関わり方、自分の人生をどう生きるかを指南してくれる本。
まだ一読しただけなので、これから何回も読み込んで自分の人生がいきられるようになりたい。
親のことばかり気にするのではなく、自分の幸せを一番に考えられるようになりたい。
今はまだ、親に怒りが抱けない。
どこか自分がいけなかったんじゃないかと言う気持ちがなくならない。
はじめは、自分が被害者だと認識することから始まるらしいが、まだ、その段階に至ることができない。
ゆっくりでいいから、自分を癒していこうと思う。 -
「毒になる親」よりもさらに精神的障害にフォーカスした内容になっていた。
アダルトチルドレン・サバイバーにとって、かなりあてはまることばかりではないだろうか。わたし自身、自分のことを書かれているようであった。
すでにある程度、受け入れ、解放できているので、さほど苦しくないが、それ以前の状態であれば、かなり苦しい内容だったと思う。 -
子どもの成長を育むためではなく、自分を喜ばせ、自分を守り、自分のためになるように、「不健康で過剰なコントロールをする親」。自分の家で代々行われてきたパターンを、自分の代で止めたいと私は思っています。それは決して親を責める、自分を責めることではありません。自分達も解放されるのです。そのために、本書を通して、有害なパターンを知り、子ども時代の心の傷を癒し、本来の自分を目覚めさせてあげる、それによって、すべての人間関係が洗い直されていくはずなのです。
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毒になる親と訳者は同じ。
毒親とは異なり、親との対面手段に、真っ向からの対決以外の手立てもたくさん書かれているところが良い。 -
暴力や酷い言葉を与えたりするだけが虐待でないことを再認識。
子どもに対し、親が不健康なコントロールをし続けた場合、うつ、不安症候群、自信のなさ、歪んだ自己像などの種を植え付けることになるのだ。
子どもは親の所有物であり、親に借りがあるなどという勝手な思い込みによって、トラウマを与えてしまう行為は親であろうとも罪なのである。
親子間での不健康な心の結びつきの悪影響をしっかり認識しなければならない。
悪意なく、無自覚のうちにそのような行為をしてしまうことも少なくはなく、親子関係のあり方を考えさせられた。 -
親の子供に対する「不健康で過剰なコントロール」の弊害やそこからの脱出方法が詳細に書かれています。何らかの問題がある育てられ方をした者は、自分の子供に対しても問題のある育て方をしがちですが、自分が意識して、努力することでその連鎖を断ち切ることができます。
この本によって、生まれてきて今までのこと、いろんなことが腑に落ち、誰のせいでもなく新しい人生を生きようと思えました。 -
暴力の連鎖を止めるための本。
病んでしまいそうなひと、病んでしまった人が主体性をとりもどすきっかけになってくれればと思う。
親との関係が上手くいってない人、子どもについキツイことを言ってしまう人などにお勧めします。
私は思春期にどうしようもなく親のことが嫌いになり、その時の苛立ちや怒りをうまく処理するのに非常に役立ちました。