- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062145855
作品紹介・あらすじ
アドトラン、チコズFAS、エクスプレス・パーソネル、ファステナル、インテュイット、ペイチェックス、ポラリス、SAS、ストーバック-日本では知られていない「小さな大企業」にこそ、飛躍の秘訣があった!起業後に大きく飛躍した会社はココが違った。
感想・レビュー・書評
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ベンチャーとしてスタートし、その後大きく成長し、優良企業としてもてはやされている企業を本書ではブレークスルー・カンパニーと呼ぶ。 いくつものブレークスルー・カンパニーが存在する一方で、その何倍もの企業がひっそりと幕を閉じる。それが世の常だといってしまえばそれまでだが、両者の本質的違いが何か、経営者ならずとも興味のあるところだろう。本書では、その違いについて掘り下げ、企業がブレークスルー・カンパニーになるためのベストプラクティスを提案する。 本書提案のプラクティスは、奇をてらったところがまったくなく、まさに「なすべきことをなす」という感が強い。経営の本質とはこういうものかもしれない。 と思う一方で、ブレークスルー・カンパニーの共通項をピックアップして行くというプラクティス抽出法には問題を感じざるを得ない。ブレークスルー・カンパニーと、非ブレークスルー・カンパニーの差を定量的に抽出できなければ「ビジョナリー・カンパニー」と同じ轍を踏みかねない。詳しくは、「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822246663/ichiromarin09-22/ref=nosim" target="_blank">なぜビジネス書は間違うのか</a>」を読んでください。
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・会社をブレイクスルーさせることができるのはこういう人たち(ロッククライミングでダノイする人たち)である。彼らは、常に次のチャレンジをみすえている。未来の自分のためにいまの自分をきけんにさらす、覚悟がある。ブレイクスルーできるかどうかは、ダノイに挑戦する意思があるかどうかである
・言葉に責任をもつ。ブレイクスルーカンパニーはやるといったことは必ずやる、という熱い精神が社内に浸透している
・もっとも多い失敗は不要なマネージメント層をいくつも設けてしまう
・車輪を再発明したってしょうがない。最高の車輪をつくれる職人を探して、できる限りその人から習うのが良い
・成功への情熱を高める
・インサルタントが重要。鋭い質問を呈することによって、社内の基本的な思い込みに対する批判的思考を呼び起こしてくれる人
・人間は権威のある人の意見に従う傾向にある
・インサルタントは自分のアイディアを、相手に聞いてもらう技術に長けている
・ユーモア感覚を忘れてはいけない。楽しい笑いは、相手を安心させるメッセージを送る
・押しつぶされなければ人は試練によってより強くなる(ニーチェ)
・適切な人をバスに乗せる一番いい方法は、乗るに値する、つまり乗ってよかったと思えるようなバスを作ることである -
面白く、そこまで難しい内容でもない。
小さな企業から大きくなろうとしている企業にまさに務めているので、筆者の言わんとしていることがすんなりと伝わる。 -
『ビジョナリー・カンパニー』をベンチャー企業に当てはめた内容になってます。企業を大きく飛躍させるために必要なことは何か?示唆に富んだ内容です。
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今までにない領域について書かれた本だということで買ってみました。
領域は今までになかったかも知れませんが、書いてあること自体は
成功する会社がやってることをまとめてあるので、そんなに真新しいこと
を書いてるわけじゃないですね。 -
目に止まったフレーズはこの2つ。
●会社というものは長期的に成長するか消滅するかのどちらかである=成長しない企業は消滅する
●会社がもっとも危険なのは好調期である
あまり実践的な内容では無いので、★3つくらいかな。 -
どうも。。。
賭け金を上げるとかもっと突っ込んで
ほしかった。