わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 79
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062150842

作品紹介・あらすじ

「奥さんから頼まれごとしてますねん。わしと一緒に出かけはりませんか」亡き妻の遺言を携えてやってきたのはワンボックス・カーに乗ったおっちゃんだった-。古美術、骨董、山野草。稀代の数寄者、佛々堂先生が繰り広げる一期一会の「夢まぼろし」の世界。

感想・レビュー・書評

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  • なにか面白いこと無いか、よく思うことがありますが、それを次元が違うレベルまで高めるとこの先生みたいになるのでしょうか。
    風流、雅、生体、色々なことにずば抜けた知識を持ち幅広い人脈を持つ…ファンタジーみたいな存在で、次は何を教えてくれるのかとワクワクしながら読み進められた。

  • 風流、典雅、趣味人

  • 普段読まない感じの文章だったのでなかなか読み進むことができなかったけれど、内容や雰囲気がすごく好き。頭悪くて辞書片手に読んでいましたが(笑)これ、続編なんですね。一作目も読んでみたいです。どの話も味があってどれが好きって明言できない。そういう本って珍しいと思うので、出会えたことに感謝です。

  • 服部真澄さんの本は結構読んだけど、こういう話も書けるんだとちょっとびっくり。いい本でした。

  • 粋ですかっとしたお話。

  • 佛々堂先生の続編。最初のも面白かったけどこれもいい。

  • 何もかも任せて物語に没入出来る。
    仏々堂先生の続編。
    読んで損は全くない。今すぐ読みましょう。
    もっと日本を知りたくなります。

  •  おそらく民家は出てこないけど民家の学校のみなさま大好きな本です!

  • 魅力的なキャラクターで、続編を希望していたので、本当に第2弾が出て嬉しい。
    ぜひこのままシリーズ化して欲しい。
    風雅な感覚と、突飛な行動力。
    不思議な包容力のある、沸々堂先生。
    味のある世界。
    読後感も爽やか。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-aab7.html

  • 良質の短編連作でした。

  • 最初から最後まで安心して読めました。

  • 佛々堂先生第二弾。今回は粋な芸術魂に恋という名の花が添えられている。そして読み手にゆったりとした時間を提供する点は相変わらず。これを読むと、忙しい日常生活の中に埋もれている「愛でる心」がふんわりと浮き上がってくる。

  • 佛佛堂先生ワールド 最高です!! 続編を期待しています

  • 人生は暇つぶしである。暇つぶしの道具(知識)は多いほどよい、みたいなことをタモリが言ってた気がする。こんな生活に憧れます。

  • お気に入りの1冊『清談 佛々堂先生』の第2弾!今回もゆったり、たっぷり楽しませてもらいました。 《関西きっての数奇者にして、"何ぞおもろいこと、おまへんか"と全国を東へ西へと走り、広壮な自邸にはたまにしか戻らず、諸国行脚のその日暮らしを酒々落々と送る、知る人ぞ知る風流人》↑こんな一見よろず屋さんにしか見えない(笑)佛々堂先生が 真っ直ぐに一生懸命生きている人たちに こっそり仕掛ける優しいいたずら・・・いかにも「自分のためにやったんや!だっておもろいやん!」と口にする先生ですが いえいえそんなことはありません!この読後感の気持ちよさは 是非読んで感じて頂きたい!好きだな〜♪

  • 待ってましたの続編です。再び佛々堂先生と共に風流な四季を巡れるようで、楽しく興味深い1冊でした。申し訳ないけれど、先生には独り身のまま、飄々と日本全国を神出鬼没にまわっていただきたいなぁ…。(2008.12.14読了)

  • つるっといけます。
    気晴らしに風流を。

  • おお♪佛々堂先生の第二巻。不思議なタイトル。でも、読んで納得・・・なるほど、わらしべ長者でした。今回の作品は、春夏秋冬、四季にあわせたとっておきの4話。気になったのは、れんげ米。ふ〜んそうなんだ。相変わらずの、放浪三昧で数寄者な関西のおっちゃん。今後も、佛々堂先生の活躍?を楽しみにしてます♪

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒。95年に刊行したデビュー作『龍の契り』が大きな話題となる。’97年『鷲の驕り』で吉川英治文学新人賞を受賞。以後、豊富な取材と情報量を活かしたスケールの大きな作品を発表し続けている。他の著書に『KATANA』『ポジ・スパイラル』『エクサバイト』「清談 佛々堂先生」シリーズ、『天の方舟』『深海のアトム』『夢窓』などがある。

「2020年 『令和版 全訳小説 伊勢物語 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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