- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062162487
感想・レビュー・書評
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wowow ドラマを見終わり、
こんな物哀しい終わりだったけ?
と再度読み返した
最初読んだ時
主人公とヒロインの恋愛が ? って
そして
本当にこんな風になったらびっくりだよねえ
と島田さんに作品的には
現実味ないなあ
っておもったけど
(あんまり覚えてなかったです…)
ドラマで映像化したのをみると
その部分が払拭され
ドラマのセリフがほぼ原作にあるんで
わかりやすかった
原作を先に読むか後に読むかって悩むことがありますが、この作品は先にドラマってのがいいのかも詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学生時代に夢中だった島田雅彦。
若々しい青さで好きだった。なんかこう、絶望的な気持ちで好きだった。
この絶望的で、抜け出せない暗闇を背負ってるのに自由な、感じの島田雅彦の小説に恐ろしくはまっていた時期があった。
そして、久々に本屋で島田雅彦と対面。
最近、大人になってしまって、あの絶望的な闘争心みたいなものから目を背けたかったため、全然読んでなかったが、なぜか、今回は行けそうな気がして手に取る。
で、よんでみると、私のはまってた島田雅彦ではない島田雅彦の本でした。
ドロドロ感の少ない、訳のわからない哲学感の少ない、エンターテイメント的な本。
なので、昔の島田雅彦が苦手な人にも読めそう。
とはいえ、少し物足りなかったりする。
WOWOWでミッチーが野々宮を演じると知って読んでいたため、映像が、完全にみっちーで作られた。
他のキャストは誰になるんだろうか。ちょっと気になる。特に、後藤とフクロウ。
ちょっとだけ、篠田節子の弥勒を思い出した。全然違うけど。
2014.11.23 -
初めて読む作家だが、ストーリーだけがやたらと早く進んで行き、登場人物の掘り下げ方が浅く、何だか小説のダイジェスト版を読んでいるようだった。偽札で経済破壊しようとする話だか、たかが四百億ぐらい、今の連銀や日銀がじゃぶじゃぶに出している銀行券に比べれば可愛いものである、作者もまさかこんなに貨幣が溢れる社会になるとは想像もつかなかったのであろう、淡白な小説でもうこれ以上フォローしようとは思えない作家であった。
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この作家の本は、初めて。
「金は天下の回り物」が、この本を表しているかも。
お金は、色々な人を通して流れていく。この流れを乱そうとすればできるけど、結果的にはろくなことにならない。こういったことが、スピード感を持って語られる。
中だるみがなかったのが、すごいなと思う。
あ、もう一つ。
「金の切れ目が縁の切れ目」もこの本の言いたいことかな。 -
2014/1/10購入
2016/8/7読了 -
「悪貨は良貨を駆逐する」
偽札が流通し始めるとインフレが起きる。経済に与える影響は尋常ではない。しかもテクノロジーは(素人には)本物と見分けがつけられない偽札を作る事を可能としている。
もはや日本の貨幣にたよっては経済が成り立たない、とばかりに自分で通過を作る団体が現れる。
(本書には登場しないが)電子マネーが普及しはじめた現代にこれから貨幣のありかたを考えさせられた。 -
話を作りすぎてる感じがした。
島田さんは博学で凄い人だけど、金融政策となるとちょっと無理があるかな? -
うーん。。お金ってよく考えるとホントに不思議。
ただの紙切れなのにね。
強大な力に飲みこまれ、翻弄させられ・・・。。
オチは読めていたけど・・・空しい・・・。
一矢報いるオチにしてほしかったな・・・。