盤上のアルファ

著者 :
  • 講談社
3.60
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本棚登録 : 474
感想 : 110
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165976

感想・レビュー・書評

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  • 小説現代長編新人賞を満場一致でとったっていう作品。

    読み終えると、「盤上のアルファ」っていうよくわからない題名がものすごくかっこいいと思えます。
    アルファの気持ちを持ちたいです。

  • 帯に煽られ買いました。が、期待ほどではなかった感じです。
    関西弁での掛け合いは非関西圏の方には新鮮かもですが、在関西人には日常ですし、前半の背景を削ってでも後半のハイライトにこそページを割いて欲しかったです。

    次回作に期待です。

  • 発売したから移動。

    盤上のアルファ、塩田武士さん。講談社モニターのやつ。
    なかなか良かった。ほんとにエンターテイメントだね。盛り上がりとしては中盤の林さんのあたりが頂点かな。巻末のコメントにも多く書いてあったけど、アルファをもっと押したいのなら狼の表現がとってつけたようで不自然すぎる。
    静の中学生時代のエピが微妙過ぎて、そんなんのあったなぁ、くらいにしか印象に残らないのが残念。くらいかな。新人だし。

    にしても読ませる文章だった。ぐいぐい引き込んでくるね。二人のおっさんがそれぞれもがいてるのがうまく書けてた。結局、真田なんて主人公なんだよ!!苦労の分だけ先に進めるんだ。秋葉なんてエリートコースだったはずなのに自分に不安を持ち始めて、わけわかんなくなって、真田と同居し始めてからの秋葉のグラグラ感ったら!!
    でも、作者が新聞記者なだけあって秋葉の方が感情移入できた。やっぱり自分が特別だと思って生きてきたいよ。

    キャラが濃かったからまたあの人たちの話をよみたいな。
    関さんとか、相沢とか、完全にもったいない登場の仕方だったと思うし。
    加織は好き。

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著者プロフィール

1979年、兵庫県生まれ。神戸新聞社在職中の2011年、『盤上のアルファ』でデビュー。2016年『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞し、“「週刊文春」ミステリーベスト10 2016”国内部門第1位、2017年本屋大賞3位に輝く。2018年には俳優・大泉洋をあてがきした小説『騙し絵の牙』が話題となり、本屋大賞6位と2年連続本屋大賞ランクイン。2019年、『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞受賞。2020年、21年には『罪の声』『騙し絵の牙』がそれぞれ映画化された。

「2022年 『朱色の化身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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