醜聞の作法 (100周年書き下ろし)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062166829

感想・レビュー・書評

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  • 中世の、パリが舞台のお話。いつの時代も皆、『お話』が大好きね!読みやすいのでオススメです。

  • 醜聞を世間にまきちらし、状態を己の都合のいいように展開させる…技?

    何と言うか、最初から最後まで
    何かの劇を見ているようでした。
    確かに、相手は見えない生活をしている身分の高い人達。
    なので憶測でものを言っても、想像しても分からない人達。
    とはいえ…中々すごい動かし方をするな、と。

    それぐらいです。
    面白かったか、と聞かれると、読めました、としか答えられません。

  • 第1回(2011年度)受賞作 国内編 第9位

  • 初の作家さん。最初文体に戸惑ったがすぐ慣れた。噂話は世界共通、意図的にゴシップをバラまき、混乱と熱狂を起こす。でも落とし所をちゃんと考えてるので後味はスッキリ。

  • 佐藤亜紀さんの作品は初めて読んだ。他の作品もこんな感じなのかな。私に読み解く力が無いからだけど、話の筋がよくわからんかった。虚構と現実の境目を徐々に見失って煙に巻かれたような感じ。まぁ、国や時代に関係なく、人はゴシップが大好物!というのはわかった。形は変わっても炎上という副産物が付くのも面白い。
    出所不明な情報にお祭り気分で群がるのには暗い楽しさがあるものだけど、エスカレートした憶測で無関係の人が餌食になるのが怖い。ゴシップはゴシップとして楽しむだけにするのが良い。

  • 洒落てる。

  • 佐藤亜紀「醜聞の作法」読んだ。ゴシップとその仕掛け人と「真実」とメディアね、ふんふん、それにしても、なんかさらっとしてるなあ、と思いつつ読んでいったら…もう!なんなのこの人、やっぱりね!「作り話」はどこまで?おーもしろかった。さすが。読み終えてすぐまた読み返しちゃった。

  • 鮮やかとも言えなくも無い。
    悪口の言い方に気をつけよう。

  • 読書が心地好い。
    文章のテンポ、アイロニーの応酬がチャイコフスキーにすごく合う。BGMチャイコフスキーで読んでると最高に気分がいい。

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著者プロフィール

1962年、新潟に生まれる。1991年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。2002年『天使』で芸術選奨新人賞を、2007年刊行『ミノタウロス』は吉川英治文学新人賞を受賞した。著書に『鏡の影』『モンティニーの狼男爵』『雲雀』『激しく、速やかな死』『醜聞の作法』『金の仔牛』『吸血鬼』などがある。

「2022年 『吸血鬼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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