自分思考

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062171694

感想・レビュー・書評

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  • 自分の中で考えること=主観力
    失敗は挑戦することをやめたときに初めて失敗になる
    動くことは夢をみつけるチケット代
    夢をスケッチブックに描く…

    今自分が求めていたような生きるヒントがたくさん詰まっていた本でした。
    どの言葉も、自然体であって、常に自分自身で思考し、行動してきた山口さんの言葉だから、スッと心に届いてパワーをくれるんだろうなぁ。

    本を貸してくれた同期、ありがとう。

  • 【この本を提供してくれた人】
    Yohei Katoさん
    http://www.facebook.com/heyy0

    【この本を読んでくれる人へ】
    「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」バングラデシュでたくましく生きる人々に背中を押され、起業した筆者。悩み苦しみながらも一歩一歩、自分の道を切り開いて来た筆者の生き方が「行動し思考し続けること」の大切さを教えてくます。

  • ・正しいかどうか分からなくて、そして、おかしく未完成であっても、とびきり強い主観に人は魅かれ、人は集まる。
    ・正しい答えなんてない。最後、進むかどうかを決めるのは正しさではなく、自分の心だということ。
    ・退路を断つこと。そこで、自然と覚悟と強さが宿ってくる。
    ・Larning by Doing


    山口さんの書く本を読むと、いつも自分を飾らない表現に等身大の悩みとか苦しみを感じさせられて、だからこそ自分もぬるま湯に浸ったままではいられないと思わされる。
    自分は何がしたいのか?
    自分はどう生きていきたいのか?
    何か正しいとかではなく、ちゃんと自分の声に素直になって、それを素直に表現する勇気を持たなきゃいけないね。
    辛くて当たり前。苦しくて当たり前。

    でも、その中に人生の醍醐味とか、意味とか、素晴らしさがあるのでしょう。

    ・ただ夢を追う。そのプロセスが、素敵なんじゃないか。

  • 2014.9.3

    人生に答えはない。
    100%正しいことなんてない。

    だったら何を信じていけばいいのか?

    自分の心を信じるしかない。
    それが唯一の答えなんだな、と思う。


    いまやっていることが自分の夢・将来に繋がっているのかなんて、答えなんてなければ誰かが教えてくれるわけでもない。

    自分自身が「夢につながっている」「意味がある」と意味づけるしかない。

    迷ったときには、自分の心に聞いてみる。
    そしたら答えはでると思う。
    すでに自分が感じていることに、全ての答えは出ていると思う。

    その答えを導くための基準や物差しはなく、その基準さえも自分の心がどう感じているかに尽きる。

    いまやっていることに迷いや不安があるなら、いまやっていることに将来の夢に繋がると思える意味づけができるかどうか問いてみること。

    なんらかのズレやしこりがあるなら、それを解消するために動く。動いた先にと見つからなければそのときにまた新しい答えを探す。

    それの繰り返し。

    一生悩み続けるだろうし、
    山口さんが言っているとおり、悩むことをやめたらそこで成長も進化もなくなる。

    ビジネスでいうならば、「お客様の満足」を考え続けなければ、成長はない。


    確かにロダンの考える人みたいに、考える人はあんな姿勢で考えことが半分運命的なものと決まってて、もっと明るく空でも見上げながら悩めたらいいなって、共感?(ちょっとおこがましいけど)した。笑

    learning by doing.

    動いて、経験したことから学ぶこと。それが自分の意見や考えを深くして自分自身を確立していくんやと。

    We never fear change for better.

    そして、変わることを恐れてはいけないと。
    動かなければ変わることはないし、動いた先の気づきや変化を恐れて動かなくなることもいけない。


    ガラパゴスの動植物のように、常に変化と進化を重ねていかないといけないんだな。



    この本を読んでたくさん共感(おこがましいけれど)した話があったけど、
    自分にとって一番大切なことは、

    「自分の考えを持つこと。」

    つまり、

    「自分の心という判断基準をもって、自分で答えを決断していくこと」

    そして答えを導くために、

    「自分で経験すること」

    つまり


    「動くこと」。


    以上です。

  • 感想:「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げる株式会社マザーハウス社長の山口絵理子さんの三冊目。
    「裸でも生きる」で書かれていなくて個人的に、もっともっと知りたいと思っていた物事の考え方や哲学的な部分が満載。

    原体験、動くこと、疑問意識、成功と失敗、夢など様々なことに対して著者が思うこと・感じることを語っている。

    読んでみて感じるのは、一つ一つの言葉が核心を突いてること。「自分思考」というタイトルが示すように、山口さんが実体験を通して、擦り切れるまで考え抜いたからこそ本質を捉えた言葉を紡げるのだと思う。

    この本を読んで1番勉強になったのは、とにかく試行錯誤しながら、実際に動くこと。でも何を基準にして動くか?
    その自分だけの基準を見つけるために、自分の心がはっきり聞こえるように、自分と向き合って考え抜くことが非常に大事なんだってこと。

    本を読むこと、セミナーに通うこと、先輩の話を聞くことは確かに何かのきっかけにはなるかもしれない。

    でも本質的な部分は、自分と対話すること。そこを避けていては結局自分の基準は見えてこない。

    ただ頭の中で考えるだけじゃなくて、目に見える形でそれを吐き出して整理すること。それは今の自分に最も欠けていることだけに、すごく響く内容だった。

    やりたいことの輪郭が少しずつくっきり見えてきているのに、その輪郭をよりはっきりしていくことから逃げていた。
    まずは山口さんのようにスケッチブックに思うことを書いていこうと思う。

    他にも響く部分がありすぎて、紹介しきれない。「裸でも生きる」「裸でも生きる2」を読んだ後に読むとすんなり入ってくる。三冊をセットで読むのがオススメ。

  • めちゃめちゃオコガマシイですが、なんだか共感できるところがたくさんあって、似てるのかなぁと思えてうれしかった。にしてもつよい人だと改めて感じた。ほんと、つよい。

  • マザーハウス山口氏のエッセーです。
    裸でも生きる1,2では語られなかったエピソードやその当時抱えていた問題について氏がどう思い、どう行動してきたのかなどがわかるようになっています。

    生き方や進路に迷っている方に広くオススメできます。

    ・動くことは夢を見つけるためのチケット代

    ・20,30代はやりながら学ぶ

    ・自分自身で時間をかけて考えて悩み考えた答えは、自分の人生に一つの軸をくれ、個性をくれ、人を巻き込む力をくれる

  • 一気に読んでしまった。ちょっともったいなかった。著者が悩んで悩んでそれでも一歩を踏みだしながら自分物語を紡いで行く様子がストレートな言葉で書かれた一冊。話し言葉で書かれているため、自分の心にストレートに響きました。
    以下心に残ったフレーズです。
    ■一歩一歩がまた次の一歩を呼び込んでくれているように私は感じている。

    ■行動することを躊躇しちゃう気持ちはとってもよくわかる。でも行動が自分にもたらしてくれるのは、何もその具体的なアクションだけじゃない。アクションをした先で出会う人々、新しい世界観、新しい価値観、新しい悩み、葛藤、強さと経験、すべてが動いた代償ときて自分に与えられる。そう思うと、動く勇気なんて安いかな?と思うときがある。

    ■本当に大事なのはパッションだ

    ■最後の最後は客観的でロジカルな根拠からではなくて、動く理由は、見たり聞いたり感じたことから成り立つ「自分自身の意見」だった。

    今の仕事に対して迷いや悩みを抱えているならばぜひ一読の価値はあると思う。この本から私は一歩踏み出す勇気をもらったような気がする。

  • こういうの好き

    裸でも生きるをすべて踏まえられた一冊。
    事実というよりは感情,思考にフォーカスされているのが前の
    二冊との相違点だと感じた。自分なりに振り返り,解釈しなおして,過去の経験が自分の中の意味合いが変わってるなと感じた。山口さんも成長してるんだなって思う。

    こっちの方が素敵です。

  • 積読1回目、以前読んだときは就職活動真っ只中。他人の評価を気にせずに、常に自分が「したい!」と思う事をひたすらやっていく、そんな自分の主観で人生を歩むということに深く共感して、今の僕がいる。
    就職活動の辛い時に助けてもらったこの本、京都に住み始めて著書の山口さんの講演会に行き、本人に直接「ありがとうございます。」と感謝の言葉を伝えた。本人は完全に「きょとんとした」顔をしていたけど、面白い人だと言われたのが凄く嬉しかった。

    社会人になって読んだらまた違う観点で深く共感した。
    共感した部分は「オンとオフの二つは融合している。」というところ。家に帰って毎回本当の素の自分に返れるような、境界線がきっちり引かれたところに仕事があったら、体力は続かない。逆にプライベートの時に、オフであったら仕事に対するヒントがあっても気づかない。
    そして、何よりも「オン」という状態が仕事モードで自然体ではなかったら、一週間に5日も自然体ではなくなる、つまり自分らしさをなくしている。それが1年間、数年、続いたら自分の人生の5/7は自然体ではいていないことになる。
    そんなことありえない、そして何よりも自然体でいられない仕事であれば心から楽しめるのか分からない。
    どんなことであっても、自然体のままずっとそこに集中出来るのが、仕事、そんな仕事に対する考え方を改めて認識させてくれた本に感謝。

著者プロフィール

やまぐち・えりこ1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、当時アジア最貧国バングラデシュに渡り日本人初の大学院生になる。「必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動」という考えで23歳で起業を決意。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げ、株式会社マザーハウスを設立。バングラデシュ、ネパール、インドネシアの自社工場・工房でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストール、ジュエリーなどのデザイン・生産を行っている。2016年現在、日本、台湾、香港などで28店舗を展開している。Young Global Leaders(YGL) 2008選出。ハーバード・ビジネス・スクールクラブ・オブ・ジャパン アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2012受賞。毎日放送「情熱大陸」などに出演。著書に『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』『裸でも生きる2 Keep walking 私は歩き続ける』『自分思考』(いずれも講談社+α文庫)。

「2016年 『輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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