ぴんぞろ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 134
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062171977

感想・レビュー・書評

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  • 芥川賞候補作だそうです。
    読んでみての感想は、こういう作品が芥川賞の候補なんだ、ということ。
    決して批判するわけではなく、こんな作風もあるのはわかるが、
    今、こういう作品は、どうなのかな。
    あえて、こんなことを書く必要があるのかな、
    無理してないのかな、
    そんな、感じがします。

    • tanmenさん
      「あえて、こんなことを書く必要があるのかな、無理してないのかな、」良い表現ですね。共感します。
      「あえて、こんなことを書く必要があるのかな、無理してないのかな、」良い表現ですね。共感します。
      2011/11/06
  • 文芸春秋で読んだ。あまり好みの作品では無かった。
    芥川賞、またはその候補ということにつられていつも読むんだけど、気に入る物にあたったことがなく、本作もまた然りであった。
    自分にとって芥川賞というのはそういうものなのかな。

    • bal2000さん
      私も、最近の芥川賞とその候補作には、少々疑問を感じるものがある気がします。
      私も、最近の芥川賞とその候補作には、少々疑問を感じるものがある気がします。
      2011/11/06
  • 芥川賞候補やったんですね。
    「ぴんぞろ」も「ぐらぐら一二」もつげ義春が描きそうな雰囲気。
    浜辺で犬と戯れるところなんか…じーん。

  • 芥川賞候補作の一つ。劇団の台本執筆、演出をされている戌井 昭人 氏の著書です。劇団作家らしくアンダーグランドな味わいのある作品でした。『ぴんぞろ 』の言葉に賭博ゲームの代表格『チンチロリン』のような青春の一こまが切なく描かれています。まさに我が親のときは『シ~ゴ~ロ~♪』我が子の時には親に向かって『ヒ~フ~ミ~!』とオマジナイを唱えたくなる。そんな一冊でした。
    人生も青春も賭け・・チンチロリンのようなものかも知れません。

    読後感=どんぶりに向かって我が運を祈ります『シ~ゴ~ロ~♪』・・・・

  • 文藝春秋9月号にて。サラっと読めた。純文学は醜い部分を描いていてどうしても不快感を覚えることが多い印象を持っていたのだけど、この作品はサラっと読めた。まぁ全体的に盛り上がりもない小説だったけど。

  • 浅草の場末の雰囲気が出ているのだと思うが、あえてこれを書く意味が分からなかった。後半、地方の温泉宿でストリップの司会?の場面で、おならの一発芸をしようと奮闘するところは面白かった。でもこれが芥川賞候補と思うと、なんか残念である。

  • 文藝春秋で。
    対象作品のなかった2011年の芥川賞候補。といっても面白くなかった( ;´Д`)
    浅草の落ちぶれた人が、田舎のお婆さんとそこにいる人とうまくやってくというような。

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著者プロフィール

1971年東京都生まれ。劇作家・小説家。97年「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げ。2009年小説『まずいスープ』で第141回芥川龍之介賞候補、14年『すっぽん心中』で第40回川端康成文学賞受賞、16年『のろい男 俳優・亀岡拓次』で第38回野間文芸新人賞受賞。

「2022年 『沓が行く。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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