幻想電氣館

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 353
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176323

感想・レビュー・書評

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  • 実際ほとんど覚えていないような。
    唯一覚えているのは、幽霊の女の人がいたこと。そんな感じ。読み直そう...気が向いたら

  • ホラーミステリーですね。前作の「幻想郵便局」の真理子さんが幸せそうで良かった。前作で怨霊を無事卒業しましたしね。

  • 面白かったです。前作の登場人物がちらりとカメオ出演(?)してるのも効果がある気がしました。引き続いて登場している彼女はとてもいい味出してます。
    今回の女性の語り口も面白く、新鮮な語り口のように感じました。もう少し一人しりとりがストーリーにグワッと絡んでくるとよかったでしょうか。
    最後は思いがけなくホラーでしたが、もうそれはそれでよい締めくくりかと思います。
    この作家、もう少し続けて読んでみたいです。

  • この前読んだ幻想郵便局が良かったので、こちらも読んでみました。

    今度は、不思議な映画館。

    登場人物なんかはかぶっていなくて(真理子さん除く)まったく別のお話になっています。
    個人的には、郵便局の方が好みでした。

  • 真理子さんが成仏できてよかった
    前作より怖いところもあって、雰囲気も違ってたけど
    『走馬灯』の映画館というのがおもしろかった。

  • 前作の『幻想郵便局』が気に入ったので第2弾も手に取ってみました。
    前作同様、ファンタジー色が強くそこが好みの分かれるところかも。
    でも読んでいて画が浮かんで、それがとっても鮮やかな色で映画「パコと魔法の絵本」世界観に似てるのかも。

    前作とちょっとしたつながりがあるところもよかった。


    【シリトリが特技の古風な高校生、スミレは駅裏商店街の映画館に迷い込んだ。映写技師の有働に一目惚れしたスミレは、両親に頼み込み、映画館でアルバイトを始めることに。『走馬灯』の上映を観てしまった翌日、スクリーンが何者かに破られていた。父の浮気、スミレの悩み、そして映画館の謎。まるく収まるか、大惨事か?―。 】

  • 幻想郵便局とリンクするところがある。話の雰囲気も少し似ている気がする。
    2013/12/26

  • 『幻想郵便局』の姉妹編。
    前作から続けての読了。前作では郵便局が舞台でしたが、今作ではどこか懐かしさを感じる街の片隅に佇む電氣館(映画館)が舞台です。
    新月の夜に限り、死者に走馬灯を見せ成仏させるというこれまた素敵な設定。
    正装して訪れるというのがなんとも良いなぁ。
    前作でお馴染みの真理子さんが出てくるのが嬉しい。
    今回の主人公スミレちゃんも前作のあの人との繋がりがあって、作品同士が緩やかに繋がりをみせる。
    後半駆け足ぎみにドタバタでしたが、設定の魅力で読ませてくれた印象です。
    更なる『幻想~』が読んでみたいです。

  • 幽霊が見える女子高生と幽霊の集まる映画館の話。


    内容的には☆3.5くらい。
    幻想郵便局といろいろリンクしているのが楽しかった。
    主人公の女の子は相変わらずどこか抜けているので怖い話のはずなのにあまり怖く感じない作品。



    「全ての人と簡単に判り合えるなんて、思わないことですよ。いずれお互い、今とは別の気持ちになることもあるでしょうよ」

  • 東洋経済かエコノミストで紹介されていたので読んでみた。
    ファンタジーかと思いきや、結構怖い。謎解きは結構面白かった!エンディングは切ない。
    最後の一文がすごく素敵に締められていたと思う。
    ラストでのしりとりとか、主人公の恋しっぷりがかわいい。

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著者プロフィール

1964年青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『幻想郵便局』がベストセラーとなり、以降、「幻想」シリーズで人気を博す。他の著書に『ある晴れた日に、墓じまい』『うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした!』『オリンピックがやってきた 猫とカラーテレビと卵焼き』「おもてなし時空」シリーズ、「仕掛け絵本の少女」シリーズなどがある。

「2023年 『キッチン・テルちゃん なまけもの繁盛記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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