やりたいことは二度寝だけ

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177054

感想・レビュー・書評

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  • この方の本初でした。

    返却コーナーにあった。

    アッパッパーが
    UP A PARTS っていう英語だったことに驚き!!!

    そして、著者曰く。
    友達がいなさそうっていう一言のダメージは凄まじい。との見解。
    バカでもブスでも才能なくても貧乏でも、いい友達がいたらなんとかなりそうだけど。

    すげー美人でも。金持ちでも、友達がいないっていうだけで、まじか?
    どんな人なのこの人?
    ってなりそう。

    という。

    しかも、友達がたくさんいそう!
    でも、何か相手をかすかに嘲笑する響きも含まれており、一つ一つの人間関係の薄さをあげつらうようなニュアンスがある。

    だから、友達を軸にするバロメーターは業が深い。と。笑

    それなんかわかるぞ。

    そして。著者いわく水瓶座は相対的にアホが多い気がすると。成績が悪い人は水瓶座が多いと。笑!!!!!

    もうめっちゃ爆笑しました。

    わたし、魚座一歩手前の水瓶座です!!!
    すんげーテキトーだから、魚座のほうが運勢いい時は魚座ー違う時は水瓶座ーって使い分けてる不届き者です。

    ほとんど気にはしないし、見もしないんだけど。

    星占いって読めば読むほどに、何を言いたいの?
    で、なんなの?
    っていうの多いなぁって意味で、
    こういう風にいう言い回しってどうとでも取れるからいいな。って思ってめっちゃ参考にしてます。

    そういうところが、水瓶座のアホさ加減なのかな。笑

    #面白かった
    #色々調べた
    #IKEAの片付け体操
    #ウケた
    #めっちゃ笑った
    #初の著者
    #他も読みたい
    #群ようこさんに似てる
    #多分?歳近い

  • あとがきにもあるように、どうでもいい話を淡々と綴ったエッセイ。検索結果、文房具、サッカー、ドラクエなどの話にまぎれ、はっとするようなことも書かれている。

    自分の小説については、夢のない作風、登場人物はたいていそんなに運は良くない、としている。

  • 本当にどうでもいい本だった。30台前半の女性ライターによるエッセイ。
    おもろーが2割、つまらんが8割という感じ。ドラクエの話と、目を閉じていると見えてくる何かの話が印象に残った。

  • 面白いのだけど、最後まで読み通せず何回かに分けて読む。なんだろう体調?淡々とした事柄についての内容?
    皆の感想を読んで枕言葉のように「芥川賞作家」とあってそうかぁ津村さんって芥川賞作家だったのねといまさらながらに思う。初期の頃の作品をあまり読んでないからであろうか。

  • 分相応な幸福を、一人で維持していくために
    外圧に逆らうために働く。
    29歳が転職のリミット。
    八年くらい前から特に変わってないんだな。

  • 津村記久子さん「やりたいことは二度寝だけ」(2012.6)、タイトルに魅かれて読みましたw。エアコンのある現代に生きる貧しい自分とエアコンのない時代の貴族や豪商では、どちらが快適に過ごしているか?!、会社のトイレの便座に座ってうつらうつら考えていらっしゃるそうです(^-^) 二度寝の話を期待して読み進めましたが・・・。あとがきに、「二度寝について読みたかったのに」という方がいらっしゃたらすみません。とありました。できる方です(^-^)

  •  津村さんご自身が後書きでおっしゃるように、このエッセイの大部分はどうでもいいことかもしれない。でもそのどうでもいい話が何より好きな私にはぴったりで、本当に楽しかった。日常の小さなこと些細なことからあれこれと思考を巡らせていく津村さんが面白くてとても好きになった。

  • よかった編
    ・イケア体操。(You tube見に行ってしまった。思考停止になりそうなユルい曲だけど、言ってることは「現状を数値で把握せよ!」「必要と言えないのなら排除!」って結構スパルタだと思う。)

    ・孤独耐性。確かに人によって違うので、友達いなくても本人は傍から見るより平気なこともある。というか友達作って維持していく根性がなくなってきてえるのもあると思う。(友達でも気を遣う場面とか踏み込みラインの見極めとか、聞いてほしかったのに聞き役にされちゃったりとか)。

    面白いのと面白くないのとが混ざった、かたつむりみたいなエッセイ。時制が前後したりダブり気味のネタもあるので整理して厳選すればもっと光ったかもしれない。小説の方も読んだことがないので一度読んでみようかなと思った。でももっと濃いエッセイの方が好みかも。

  • 笑えると聞いて借りてきたけれど、あまり笑えませんでした。好みの問題かな。

  • これこそユルいっていうのか。
    でも、とても、地に足をつけて生きている、毎日を「生活」してる感じが、羨ましい。
    強い印象はないけれどスッと文章が入ってきて、息をついて、楽になる瞬間があります。
    メモを書いて切り取って貼る。できることを積み重ねて小説を書く。常に確信はない、というのが興味深くもあり好ましかった。この1冊しか読んでないけど、すごくこの方らしいなあと思った。

著者プロフィール

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で第21回太宰治賞。2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』などがある。

「2023年 『うどん陣営の受難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

津村記久子の作品

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