赤ヘル1975

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (514ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062187046

感想・レビュー・書評

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  • 仕事先の元同僚の子が熱烈なカープファンだったので、読む事になった。
    大学に入った年に、特にファンでもなかったけどカープの優勝を見届けようと思い、学校をサボって後楽園に行ったら球場を取り巻く赤い人、人、人。ガラの悪そうなオッサンが、「広島のもんはおるけえ?」と言いながら、広島の人だけに入場券を配っていたのが思い出される。さすがに異様な雰囲気は感じたな。
    もちろん超満員で入れなかったが、やっぱり長い間待っていた広島の人が見るべき試合だったんだよな。
    今年は広島はぶっちぎりで優勝しそうな勢いです。去年はヤクルトが優勝させてもらったので、たまにはいいんじゃない。

  • (2014.03.02読了)

  • 広島カープ初優勝と被爆者との話。重松さんらしい小説でした。ただ少し長い。

  • 1975年は今よりずっと原爆が身近にあったんだなぁ。野球選手は実名で登場してるし、試合内容あたりは事実?

  • 32/151

  • ヒロシマのいろんな要素が詰まった一冊

  • あの頃、たしかに自分も生きていた。けれど、広島の町がまだまだ「戦後」だったことはまったく知らなかった。学生服の下にラジオをしのばせて授業中に試合の実況を聞くとか、同じことをやっていた同級生もいたけど、広島の人々とは、かかえる思いが全然違っていた。そんなことをこの本で知った。

    それはそうと、1975年に「マルチ」とか「省エネ」なんて言葉はあった?

  • 冷静に考えるとお父さんがかなりどうしようもない人間。カープファンならニヤリとするようなネタが随所にあり。

  • 1975の広島にあった希望と希望を持つ後ろめたさ。広島で生まれ育った私には真理子や庄三さんや菊子さん、ヤスやユキオやカントクさんが持つ原爆やカープへの想いがなんとなくわかります。
    赤と黒を何度も青で覆わなくてはならなかったことの想いが。マナブをよそモン扱いする想いが。千羽鶴を紙吹雪にしてカープに撒く想いが。そしてそれは私の下の代にも受け継いでいってほしい、感じてほしいもの。
    マナブを軸にしたドラマも勿論良かったのだけれど、周りの広島に想いを馳せて読んで欲しい本です。

  • 夫のこと、また少しわかったような気になれた

    当事者の気持ちってむずかしいよね


    またゆっくりきちんと読み直したいなー

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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