黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

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  • 講談社
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感想 : 228
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062555500

感想・レビュー・書評

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  • 再読。

    …のはずがほぼ覚えていなかった。
    やはり重い。
    戴国というお国柄なのだろうか?
    戴王も非常に傑物というお話だが、爽やかさが…
    出来る人間は物事に動じないってそういう事なのか?

    そして、西王母の超絶感に神様って怖いと再確認。

    隻腕の将軍李斎と麒麟でなくなってしまった戴麒、無事に驍宗殿と再会できるんだろうか。

    最新刊までもう少し。

  • やっぱり読んでなかった!ほんと最新作読んでから読むと色々感慨深いな

  • 勢ぞろいする王や麒麟たち、風の万里の後の慶の王宮、祥瓊の女子力などお楽しみ要素がありつつも、結構容赦なくしんどい話で十二国記世界の仕組みに迫る。
    個人的には、天には天の摂理がある、というのは納得できる話で、そんなにひどいとは思わないのだよな。天には力がある、でも濫用を防ぐためにそれを私情で動かすことは自ら禁じていて、あらかじめ決めたルールに則って采配する。ルールに穴があっても、ほいほいとそれを破ることは許されない。そうして、大筋で世界を良い方向へ導こうとしている。
    その辺は作中で陽子も「もしも実在するなら、必ず過ちを犯すだろう」と言っている。それを過ちと呼んでいいものか、私は少し疑問ではあるが。だって、全てを救うことは、きっと何者にもできないだろうから。そこで、「人は自らを救うしかない」わけですが。
    この話に、一体どう決着をつけるのだろう。

    けっこう桓魋が好きなんですよね…朴訥としたようでいて、意外と喋るしいつもやさしいよなあ。人を言いくるめるのがうまい(笑)

  • 再読。
    『魔性の子』を十二国記サイドから語りなおしたもの。
    『魔性の子』を読んだすぐ後に読んだので、興味深かった。
    が、この状態で、続編を十何年も待たされたんだよねぇ…
    やっと、続きが読める!

  • 読み終わってこの状態で10年以上次の話が進んでいないのは読者としてかなり辛い状態だっただろうなと思う。
      黒麒麟がずっと辛い状態で過ごしていた事が少ない描写で感じることが出来た。 
      帰ってきたからといってハッピーエンドでもないし、事態はもっと辛いことになっていると思う。

      ただ、6年という期間で青年になった麒麟の成長ぶりを次巻で確認したい。
    陽子は毎回悩みながら少しだけ前に進んでいて何時も応援したくなる。

  • 2019/10/12

  • 泰麒はどうなるんだろう。戴はどうなるんだろう。

  • 2019.02 再読
    分かっていたとはいえ、読むの辛い。これから戴はどうなるんだ、っていうところで10年以上待たされていたファン…続きが読めるってすごく幸せなことだなあ。結局、ここから魔性の子に行くよ〜!読み終わったら、新潮文庫で集め直そうかなと。

  • 再読
    上巻からつづき
    ファンタジー小説において「こちら」でない舞台設定にしなければならない理由づけは
    作品にとって必要ではない
    そこでどう振る舞うかから感を抱かせるために
    現実の有り様を投影する必要もない
    けれど小説は細部の修辞装飾が景色全貌の全部なのだから
    一点毎の採色は重要でなくとも
    その積み重ね振る舞いに向きはなければならない
    それが出来上がってどうなのかはもちろん最後にわかるが
    途中部分だけみて感心したって当然でもある

  • 景王陽子は諸国の王と麒麟に呼びかけ、ようやくのこと蓬莱に流された泰麒を探し出して連れ戻した。しかし泰麒は角を無くしていた。それは麒麟ではなくなっていることを示す。この世界の条理の一端が解き明かされる。神の世界にもできることとできないことがあるようである。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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