重耳(下) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062633253

感想・レビュー・書評

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  • 宮城谷昌光が描く政(まつりごと)には人の息遣いがある。それを著者の創作として一笑に付すわけにはいかない。資料を通して人間と人間とが出会うことは可能であろう。

    http://sessendo.blogspot.com/2011/09/blog-post_04.html

  • 4062633256 374p 2002・8・28 16刷

  • ★2011年4冊目読了『重耳 下』宮城谷昌光著 評価B
    このシリーズも最後の三冊目になって、ようやく題名の重耳が主役に座る流れになる。それまでは、晋を再興した称、重耳の父で公子達を次々に殺してしまった詭諸、そして重耳という順で晋の再興史を語ってきている。それにしても、すさまじいまでの各国の君子たちの権力闘争のすごさ。身内さえも冷徹に殺していく歴史。19年の紆余曲折を経て、重耳はようやく晋の君子として国を統治し、周王朝を下支えするのであるが、この物語ではそれまでの重耳の苦難の放浪の旅が主題であったかのように、晋統治後は実にあっさりと語って、話は終わってしまう。その意味では、いつもの宮城谷尻切れトンボのパターンにはまっているとも言える。

  • 00.5.13

  • レビューは、こちら(⇒<a href="http://booklog.jp/users/keith12/archives/406263323X" target="_blank">■</a>)ご参照ください。

  • 上巻参照。

  • 読み終わると不思議な気分になれる。

  • 春秋五覇の一人である「重耳」を書いた作品なり。
    とある国の君主の三男に生まれた重耳が19年も中国をさまよい紆余曲折の末に覇者となる壮大な道のりがここにかかれているなり。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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