- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062635370
感想・レビュー・書評
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機関車先生が話せないからこそ、そこの気持ちを簡単に言葉にするのではなく、優しさを想像する。
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読みやすかった。綺麗で、優しくて、温かい小説。いいな、こういうの。
[2011.05.30] -
優しくて強くてカッコいい機関車先生にドキドキ。洋子の気持ちで読んでいました。
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義務教育の国語の授業って、いいもの読ませようとしてくれてたんだなって思う。
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最高傑作。「なら、正直に吉岡先生に話してみることじゃ。策を弄する者は策に溺れるぞ。何事も正直に正面からぶつかるのがええ」(202頁)。ヨウちゃんが好き。あの子の少女特有の夢と、それを否定しない機関車先生と、やさしくまるで本物のように汲み取る作者の視点が好き。それと、ヨウちゃんのおばあさんをはじめ、居酒屋の人などみんな少女。豆狸を恋人にしてしまう校長先生をはじめ、みんな少年。そこが好きです。▼最後は、子供達と同じように私も悲しかったけれど、他にも子供を待たせているから……と言う機関車先生は素晴らしいです。
以上が感想です。手元に本がないもので、ヨウちゃん以外のひとの名前がわかりません。ごめんなさい。でも、私は大人数が出てくる話って苦手なのですが(憶えられないので)、役割がしっかりしてて、その上全員魅力的だったり人間らしくて、読んでいる最中ちゃんと判りましたよ。 -
伊集院さんの話は初めて読んだんですが、すごく読みやすくて良かったです♪
小さな島の数多くの登場人物をしっかり繋ぎ止めて、
大人の伝統の中で起きるいざこざや子供の微妙な心境の変化も丁寧に書かれていて綺麗でしたo(^-^)o
機関車先生が話をすることができないのがとてもいきいきしていました♪
小さなヨウが夢の話をするのも、年長者が重厚な話をするのも、
島の地に息づくものであると、美しいものであると感じました☆
あたしは映画を観たことはないけど小説は読んでほしい!と思いました(o^∀^o) -
不愉快 つまらん
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息子の中学受験対策に読んだ。瀬戸内の小島には、何故に新任教師が似合うのだろう?
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温かい気分になるお話。
人に対する優しさが溢れている。
でもこの本の中で一番驚いたのは、大沢在昌さんの解説。
大沢さん児童文学書きたかったの!?
妄想が広がります(笑) -
口をきくことができない先生と、島の子供たちとのお話。
先生には、「教える技術」だけでなく「生徒から愛される人柄」が必要なんだと、改めて思いました。
昔からの伝統や、閉じられた空間ゆえの人間関係など、島で暮らすことの大変な部分も描かれていて、考えさせられました。