ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635486

感想・レビュー・書評

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  • 国名シリーズ第1作。短編集。
    内容は少し盛り上がりにかける気もするが、短編ということもあり、少し空いた時間などにさくさく読める。

  • 何度目かの再読。六編収録されている短編集だが全部のオチを覚えていたのは自分でも吃驚した。特に表題作でもある「ロシア紅茶の謎」はその犯行の手口がとても印象に残っている。

  • 『娯楽』★★★☆☆ 6
    【詩情】★★★☆☆ 9
    【整合】★★★★☆ 12
    『意外』★★★☆☆ 6
    「人物」★★★★☆ 4
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★★☆ 4
    【尖鋭】★★★☆☆ 9
    『奥行』★★★☆☆ 6
    『印象』★★★☆☆ 6

    《総合》65 C

  • 短編集なので、どちらかと言うとトリックがあって、それを解くというクイズのような内容が多い。
    いわゆる作家アリスシリーズの第一短編集。
    6編が収録されているが、どのトリックも全く解けず、ただ、火村先生の鮮やかな謎解きをただ楽しむだけに終わった。

  • 国名シリーズ第1弾。
    火村と有栖のコンビは読んでいて楽しい。
    暗号やダイイングメッセージの解読から、犯人消失や毒殺のトリック等のミステリー短編集。
    テンポよくサクッと読めてしまう。
    ロジカルに謎を解くので明らかになった真相にも素直に納得できる。
    面白いので次作も読む。

  • 高校生の頃に出会った
    初めての有栖川先生の作品です

    表題のロシア紅茶の謎は勿論の事
    他の作品もテンポの良い火村とアリスのやり取りが
    心地好い短編集でした

  • シリーズ作品。今回は短編。
    私はやはり長編が好きだなぁ。
    トリック云々よりも、きっとその背景が好きなんだと思う。

    それより何より、有栖川と火村仲良すぎない!?

  • ※2005/4/28のblogより転載

     初の有栖川有栖先生であります。表題を含む6編からなる短編集です。
     探偵役は臨床犯罪学(有栖川称)であり大学の助教授火村英生。ワトソン役に作者の分身有栖川有栖が登場。

     動物園の園内で飼育係が殺された。被害者の手にはダイイングメッセージと思われるメモが握り締められていた。『鰐、牛、鹿、犀、鯖、魚、ワニ・・・』このメモに隠された真犯人とは?
     わたし的には一番好きなパズル的要素を含んだ「動物園の暗号」

     アパートの管理人が殺された。疑わしきはアパートに住む5人。
     管理人の部屋で、犯人を示す日記が発見される。
     現場百回。事件解決の基本と言われるこの言葉が、しみじみとわかる「屋根裏の散歩者」

     大雨が降り、雷が鳴り響く夜、マンションから落下する人間が目撃される。
     重要参考人にはアリバイがあった。しかし参考人の妻も同じ時刻に事故死していた・・・・・・「赤い稲妻」
     アリバイトリックなんだけど・・・う~ん・・・

     古代の占いである『ルーン』。
     別荘で開催されたパーティで、殺人事件が発生した。ルーン占いの道具であるエイワスの石が、犯人を語る。
     ルーン占いがよくわからんし、石の意味なんてチンプンカンプンで背景が思い浮かばず・・・・・・

     またもやパーティ最中に死者がでた。殺人方法は毒殺。どうやらみんなで飲んだロシア紅茶(紅茶にジャムを落とすやつね)のようだ。
     容疑者全員で、パーティーを再現する。それぞれに殺害のチャンスはあるのか!?表題作「ロシア紅茶の謎」
     なかなか斬新なアイデアですね^^あまり書くとネタバレになるんで(ry

     有栖川原作(殺人事件もの)の作品が舞台化される。その練習風景を見学に行った時、目の前で実際の殺人事件が発生する「八角形の罠」
     こうゆう見取り図がついたやつって、苦手なのよね。

     全体的に作品背景と人物、そしてエビデンスのバランスが悪いように思えました。 個人的な感想だけど、無理くりオチをつけてる・・・みたいな。
     一度長編を読んでみないと、好き嫌いは判断できませんね。ただ単に、短編向きの人じゃないかもしれんし。

  • 今作が有栖川有栖の初読み

    本格ミステリ短編
    火村と有栖川の掛け合いが見ていて微笑ましい
    読みやすかった
    赤い稲妻の真相を暴くシーンが印象的で、論理と偶然とがうまく絡んでいて気持ちが良かった

  • ★★★☆☆ 3.3
    個人的には「ミステリーは長編!」派ですが、短編にはまた別の魅力があるなあと感じた。それぞれがどれも綺麗なミステリーなので、ミステリーの美味しいところ詰め合わせといった感じだった。
    特に動物園とルーン文字の2作は良かったなあ、暗号ものって「ヒントは出てますよ、後はあなたが解くだけ!」と見えて実際全く解けないので読後の納得感が一味違うと思ってます。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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