はやぶさ新八御用帳(七) 寒椿の寺 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646994

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  • はやぶさ新八御用帳シリーズ7巻。表題作「寒椿の寺」蔵前の札差板倉屋の離れで、旗本本庄新兵衛が殺された。離れの台所あった出刃包丁を突き立てられ、こと切れていたのだ。板倉屋の娘お栄は、本庄との祝言を目前に控えていた…。新兵衛は札差の出戻りお栄の許嫁で二人で寮に泊まった夜に殺され現場の状況から、お栄が疑われたのだが…。「出刃打ち花蝶」人徳が有ると噂される大百姓が殺害され隼新八郎が出かけ、大百姓の本性暴く。「青山百人町の傘」甲賀組の御家人の頭が部下に無理難題を押し付ける話、露路が造る傘に付けた印が鍵となる。単行本読了済み、シリーズ読みで文庫を読む。

  • 寒椿の寺
    桜草売りの女
    青山百人町の傘
    がよかった。

  • 7編で特に気に入った作品なし。身分のしがらみ、男女のもつれが事件となり新八は解決するというより、最後に奉行へ報告する為、事情を掴む感じ。バッドエンドが多く、あまりすっきりしない。新八の、武士とは、というのも共感しないし。ただ、江戸の情景描写には相変わらず感心。

  • ・吉原大門の殺人
    ・出刃打ち花蝶
    ・寒椿の寺
    向島。男の嫉妬。
    ・桜草売りの女
    ・青山百人町の傘
    小さな蛇の目のしるしのある白張り傘。
    ・奥右筆の用心
    毒キノコ
    ・墨河亭の客
    茶碗

  • ドラマの新八のイメージなのか根岸備前守がおからかいになる→冷や汗をかきつつ笑う新八というパターンがよく登場。
    いまいち新八が好きになれないキャラなので、どうもこの展開が苦手。
    大久保源太がちょいちょい出てくる。田中実と思うとうれしい。。。
    ドラマもみたいところ。

  • 01年4刷本

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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