妖怪アパートの幽雅な日常〈4〉 (YA! ENTERTAINMENT)
- 講談社 (2005年8月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062693592
作品紹介・あらすじ
古本屋が持ちこんだ魔道書に封じられていた妖魔たち。夕士はこの、かなりズレてはいるが憎めない妖魔たちを使いこなすべく、魔道士修行に励む一方、バイト先でコミュニケーション不足の大学生や自殺未遂の少女に出会う…。
感想・レビュー・書評
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現代の子どもは我慢する力が足りない。それもわかるけど…。上手くいかないことが重なりすぎて、何もかも投げ出してしまいたい気持ちもわかる。他者にとっては日常の些細なことかもしれないけど、些細なことが重なればそれは大事になって、1人では抱えきれなくなって。こうした日頃の何気ないストレスを共有できる人や場所の存在はいくつになっても必要なんだと思うな。我慢も大事。でもそれと同じくらい毒を吐くことも大切。
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今回は、学校のクラブにバイト先。
これだけ出ていれば、普通の内容…と騙されてはいけません。
しっかり修行もレベルアップ(笑)
悩んでいる事、考えている事。
憶えがあったり、なかったり。
ここまでは陥らなかったな、と思ったり。
色々と思い当たるものがありましたが、それよりも思い当たるのが
バイト先にいる、他のバイト5人。
すぐに2人になってしまいましたが、こういう人いるな~と。
こちらの迷惑顧みず、ひょいひょいとしてる人達。
腰掛、にも該当しない非常に迷惑な人種です。
身近すぎて、何だかちょっと…でした -
長谷と夕士がますます微笑ましい・・・。
「迷わない分だけ世界は狭くなるし、もっとしんどいヨ」
詩人の言うことはいつも的確だなぁ。
ここに出てくる人たちは大人も子供もよく出来た人たちが多いけど、今回等身大の女の子がリアルに成長する様子が見えてなんかよかった。
「そうか(中略)初めからコレだって決めつけてたら・・・もし別のことがあった時に困るんだ」
世界は広く見なくちゃいけない。別の世界や考え方に触れるのって楽しいね☆ -
大人になった今だからこそなのか「ははぁ~」と気づかされる言葉ばかり。現実的に考えると、有士と長谷は考え方から何から大人すぎて、実際に自分の近くにいたら嫌だな。そう思ってしまう私は人としてまだまだだ(笑)
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シリーズ4巻も面白かったです。妖怪アパートに出てくる大人たちのスタンスがいいな、と思います。色々な経験をしてきたのだろうな。夕士もレベルアップ。長谷がなんだかんだで好きです。さりげなく出てきたヴァチカンの組織がすごく気になる…けど本編には関わって来ないだろうな。るり子さんのご飯は今回もとても美味しそうでした。続きも楽しみです。
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また面白くなってきた。
次巻期待。