消えた街道・鉄道を歩く地図の旅 (講談社+α新書 152-1C)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062721929

作品紹介・あらすじ

地形図片手に、道歩きそのものを楽しむ旅がある。歩くのは廃線の鉄道跡、山中の古道、変哲もない路地。旅行書には載らない、ちょっと冒険的で風情豊かな旅の案内。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    地形図片手に、道歩きそのものを楽しむ旅がある。
    歩くのは廃線の鉄道跡、山中の古道、変哲もない路地。
    旅行書には載らない、ちょっと冒険的で風情豊かな旅の案内。

    [ 目次 ]
    序章 旅行書にない「地図の旅」の歩き方
    第1章 急坂古道―ゆるゆる歩いて道の風情を堪能する
    第2章 廃線路―レールも枕木もない不思議な風景を歩く
    第3章 古代官道―町中に消えては現れる古代の幻を追う
    第4章 曲折の峠路―うねりくねる世界をとことん楽しむ
    第5章 旧街道―路傍の古仏・古跡に感嘆しつつ歴史の道を行く

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    [ 参考となる書評 ]

  • 「子供の時から、大勢の人といっせいに同じことをするのが、また他人にガイドされるのが、死ぬほどイヤだった」筆者が歩いた道の数々。廃線跡を歩く本はいくつかあるが、これは国道の廃道、古代官道、旧街道など、様々な道の楽しみ方を、筆者の歩いた記録で教えてくれる。軟らかい土の踏み心地、木々の緑、荒れ放題の舗装、ヤブこぎ・・・・冒険的で風情豊かな旅は、2002年、筆者75歳の記録であるところがまたすごい。星3つであるのは記録の部分の文章がややわかりにくいことから。

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著者プロフィール

1926年、京都府に生まれ、1935年、札幌に移住。北海道大学理学部卒業後、同大学低温科学研究所助手等を経て、物性物理学・統計力学・数理物理学を専攻。理学博士。1980年まで同大学理学部教授として主に物理の研究・教育に従事。同年、人生二毛作に向けて大学を退職し、エッセイストに転向。1990年、建設省(現国土交通省)国土地理院長表彰を受賞。
小学生のころから地図の美しさに魅せられ、放浪を趣味とする。1960年代より地形図を手に全国の旧道、廃線跡、産業遺産などを歩く旅をスタート。地図と旅の愛好者の集まり「コンターサークルS」を主宰。現在も各地を精力的に歩き続ける。1972年、『地図のたのしみ』(河出書房新社)で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。北海道大学名誉教授。
『地図を歩く』(河出書房新社)、『地図のワンダーランド』(小学館)、『地図で歩く古代から現代まで』(JTB)、『消えた街道・鉄道を歩く地図の旅』『にっぽん地図歩きの旅 古道、旧道、旧街道』(ともに講談社+α新書)、『忘れられた道 完』(北海道新聞社)、『サッポロこぼれある記―北の街の空のひろがり』(そしえて)、『エントロピーとは何か―でたらめの効用』(講談社ブルーバックス)、『地図の中の札幌』『北海道 地図の中の鉄路』(ともに亜璃西社)など、地図・鉄道・旅行・物理学に関する著書が多数ある。

「2017年 『北海道 地図の中の廃線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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