幻惑の死と使途 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 544
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  • Amazon.co.jp ・本 (584ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062730112

感想・レビュー・書評

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  • マジックショーと殺人事件
    ストーリーは好きだけど、トリックはちょっとずるいかなー

  • 森博嗣の作品としてはわかりやすい。
    犀川と西之園の会話はいい意味で二人の世界といった感じ。

  • イリュージョンに人生を懸けたマジシャンの話。
    最期はとても綺麗で、切なくなった。けど最高に気に入った。これほどまでにマジックに人生を懸けた人間になら、いくらでも騙されていい。かもしれない。
    最近のS&Mコンビは、それぞれ成長というか変化が見えて、とても楽しい。
    『名前』がキーワード。

  • 4+
    今回もまた事件とは無関係なところに名言が多くニヤリとさせられる。奇数章のみで構成された本書、偶数章のみで構成された次作といった仕掛けにも感心。手元にあるのは最新の白いカバーではなく、木箱の棺からタコの足がニョキリと出ている古いバージョンのものだが、引田天功の解説を読んで本を閉じた後にようやくその意味が分かってまた感心。

  • 複雑に考えすぎるという罠にみごとにひっかかってしまった。

    10年以上前にブログとかツイッターとかを予見してた森博嗣さんすげー

  • 「このまま、日本中の人がホームページを開設したりなんかしたら、もう情報が多過ぎて、結局は役に立たなくなっちゃうんじゃないかしら」
    「今みたいに一部の人がやっている間は価値があるけれど。だんだん、自分の日記とか、独り言みたいなことまで全部公開されて、つまり、みんながおしゃべり状態で、聴き手がいなくなっちゃうんだよね。価値のある情報より、おしゃべりさんの情報の方が優先されるんだから、しかたがないわ。でも、それはそれで、価値はないんだって初めから割り切れば、面白いんじゃないかしら。そんな気もする」

    この作品が刊行されたのは、1997年のこと。

  • 今までS&Mシリーズを6冊に渡って読み進めてきたが、この作品が一番謎を秘めていてミステリーを感じた。最後の萌絵と犀川の見解を聞くまでは、全く犯行の仕方が分からなかった。途中でトリックが分かった読者なんているのだろうか?最後の解説にプリンセス天功が出てきてびっくりした。

  • まっちゃん本!

    建築科の大学生が出てくるので、試験の内容が建築士一級の勉強とかぶってて、ちょっと嬉しくなる。

    モエも、勉強頑張ってるから私も頑張らないと!!
    なんて、思ってしまいます。
    プレキャストコンクリートとかの話が出てくるのも、あーーそういうとこに使われてるのねぇ。と、思ったり、建築科の先生同士の会話も、とっても興味深いぃー!!!
    勉強してることが出てくると嬉しいのよねぇ。

    今回はマジシャンがたくさん出てくることで、解説がまさかの世界の引田天功で、興奮しまくった!!!!!!!

    この方、しかもマジシャンになりたくてなったわけじゃなかったんだ、、、それでこんなにイリュージョンって、すごすぎる。と。
    最後の最後まで面白く読ませてもらった一冊!!!!

    建築士会に講演とかきてくれないかなぁ。
    森博嗣さん。。。

    #建築士一級
    #勉強中
    #猛勉強中
    #休憩読書
    #面白かった
    #森博嗣
    #建築士会に顔出してくれないかな?
    #マジシャン
    #引田天功
    #解説
    #大興奮

  • これまでのS&Mシリーズとはかなり毛色の違う異色作。マジック、いやショーとステージが文字通り舞台となった番外編と言ってもいいくらい。

    想像以上に萌絵が犀川の本質に踏み込んで理解していた描写があって驚き。

    最初のトリックに関しては、そもそもの舞台設定が手品のためややゴミゴミしてしまった印象。
    大トリックに関しては、読者は気づかずとも作中の人物たちは気づくべきなんじゃないかな…という思いが拭えずやや納得しにくいのが難点。

    ただ、動機に関わる最後の犀川の謎解きはとても腑に落ち、読後感は良い。

  • そういう展開ね

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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