みんなの秘密 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 892
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062730648

感想・レビュー・書評

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  • リレー形式で繋がっていく短編集。
    誰もが持ってる秘密の大きさはソレゾレ。
    秘密の1つや2つくらい、誰にでもあるよねぇ( ´艸`)
    まぁ、ココに出てくる人達より歪みはマシやとは思いたいけど(笑)

    ☆爪を塗る女
    ☆悔いる男
    ☆花を枯らす
    ☆母の曲
    ☆赫い雨
    ☆従姉殺し
    ☆夜話す女
    ☆祈り
    ☆小指
    ☆夢の女
    ☆帰宅
    ☆二人の秘密

  • そんなにプライドや鬱屈したもの持ってる人って多いのか??あっても激しすぎる感があるよねえ。ここに出てくる人って人と比べたがるたがるよね。そんなことしてたら疲れるなあ。

  • 主人公がリレー形式で変わっていく。

    娘が父親を疎ましく思っているが
    それは父親が元気であればこそ、
    疎ましく思ったりできる。
    その父親が余命がないと分かった時には・・・。

    もしかしたら
    その辺でありそうなゴッシプなストーリー。

  • なんかねっとり。

  • たぶん二回目。ワイドショー的感覚で読める本。

  • この人の小説にはいつまでもバブルというか一昔前の空気感が漂う。
    一つ目のお話の登場人物の一人が次のお話の主人公になってつながっていく短篇集というスタイルは嫌いではない。
    また日常生活に潜む闇的な部分の記述は上手いと思うのだが・・・やはり総体的にはイマイチと感じた。

  • 連作。1つの短編にでてくる脇役が、次に主役になり、
    またそれにでてくる脇役が、次に主役に・・・と。
    妻→夫→娘となるとき当たり前だけど夫→娘、
    ではなく父→娘として変換される。
    一人の人が対他人(身内も含め、自分じゃない人)へ、
    相手に応じていろんな立場になることが、全部の短編を
    流して読むことでやけに「納得」する。

  • お隣さんのお隣さんって
    とってもとっても近い

    こわ

  • 12話の短編集だが、1話の脇役が2話の主人公になり、リレー形式で話が進むのが面白いし興味深かった。「そんなこと起こらないよ」と言い切れないような、ひょっとしたら、私の周りでも起こってるかもと思うような秘密の話。私の主人は??息子は??娘は??私の知らない秘密あるのかしら??と。。。
    不安になったり・・・まさか・・とはねのけたり・・・

  • 不倫って?って考えさせられたり・・・。
    林真理子さんの感性って何処から生まれてくるのでしょう。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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