ふわふわ (講談社文庫)

著者 : 村上春樹 安西水丸

• 講談社 (2001年12月15日発売)

感想・レビュー・書評

[dklikesvさんの感想 · 2012年2月6日]

ねこの毛並みから生命のあたたかさや優しさを学ぶという、ささやかなことから生きるということをパッと思いつかせてくれるような本。

[karinouserさんの感想 · 2012年1月11日]

村上春樹の年老いた雌猫が好きという絵本。本当に猫が好きなんだなーというのが伝わってくるが、あまりにも猫にのめりこみ過ぎていているので少し引いてしまう。それほど好きということなんだと思った。好き、好き、好き　という言葉が何度もでてきて春樹さんらしくなくて微笑ましい。

[nami386さんの感想 · 2011年12月19日]

命の暖かさが詰まった一冊。
老いた雌猫がいたら一度自分も呼応してみたい。

でも真似や意識的に感じるのでは著者のような感動はないんだろうなーと思う。

私もこの老いた雌猫のようなものを感じられたらな、いやそんな気持ちを感じる余裕があると素敵だな、と思いました。

ゆっくり想像しながらページをめくりたい一冊。この絵が好きです。

[manishi0024さんの感想 · 2011年11月27日]

猫本。猫讃歌本。
縁側で太陽の光を存分に吸収して温かくなっている猫の描写が印象的でした。

[xxxshuxxxさんの感想 · 2011年11月18日]

とあるちいさな少年が

飼うことになった「だんつう」という名の

年老いたおおきな雌猫とのふれあいを通して、

いのちあるものにとってひとしく大事なことを学ぶ、

ふわふわとしたものがたり。

[からべーさんの感想 · 2011年10月27日]

■書名

書名：ふわふわ
著者：村上 春樹

■概要

ふわふわとした、みごとに美しい毛をもつ猫が教えてくれる、いの
ちあるものにとってひとしく大事なこととは？
(From amazon)

■感想

この人は本当に猫が好きなんだな～と思います。
恐らく猫への愛情だけで、この本書いてますね・・
タイトルもセンスいいです。
内容とタイトルがここまで合っている本も珍しいと思います。

非常に短いお話ですので、気軽に読めます。

■気になった点

・幸せとは温かくてやわらかいことであり、それはどこまでいっても
　変わることはない。

[迷羊さんの感想 · 2011年10月25日]

「幸せ」について書かれているのだと思う。愛猫を撫でるときのような、あたたかくてやわらかい「幸せ」である。そこには穏やかな時間が流れ、ふわふわとしたやさしい手触りがあり、太陽の匂いを胸いっぱいに吸い込めば、ほっこりとした心地良さに陶然となる。そんな「幸せ」を感じさせてくれる一冊。

[ヒロさんの感想 · 2011年9月13日]

ネコと少年（村上春樹）の話。ネコと人間（少年）の世界は似ているようで似ていない。それを少年は猫の視点から見ることで客観的に世界を見つめようとしていたのではないか。ネコだけではなく、これは現実世界の教訓と言ってもいいかもしれない。年配の方から学ぶこともたくさんある。ある程度世間慣れしている人のほうがより正しい世界の見方ができる。
そういうことを教えたかったのではないかと思う。

[もっこさんの感想 · 2010年12月3日]

絵本は、文庫で買っちゃダメですねぇ～
絵とお話しが別々になってるので
絵本としてはダメージ大です。

お日さまのニオイのするネコさん。
暖かくてフワフワなネコさん。
あぁ～抱っこしてみたいぃ～（*´◇｀*）

[芹さんの感想 · 2010年11月24日]

初めて読んだ、著者の本がこの「ふわふわ」だった。
次に「ノルウェイの森」を読んで、落胆した。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。