御手洗潔のメロディ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733564

感想・レビュー・書評

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  • 御手洗潔シリーズの短編はいい。
    色んな人物から御手洗潔のひととなりを知れて、み違った一面を知れる気がする。
    最後『さらば遠い輝き』が一番グッと来た。
    個人的には、レオナはとても好きなのでいつか幸せだと思えるようになって欲しい。

    30代になってから島田荘司先生の作品を読み始めたが、読んで良かった。
    30年以上前の作品でも鮮やかで、古臭く感じない作品性は素晴らしいと思う。

  • 最後の話がとても好き。
    綺麗だった。

  • こういう番外編ぽい方が御手洗潔の魅力に気づかされることが多い。

  • SIVAD SELIMの、スピーチを前にした石岡くんの緊張が手に取るようにわかり、ハラハラしつつも面白おかしく読めた。
    ボストン幽霊絵画事件は奇譚のような話かと思ったらそうではなくて、御手洗事件の中で特に好きな話だった。
    どの短編も楽しめた。

  • シリーズを総括すると、何度でも楽しめる短編がもっとも読みやすいという。玉木宏のイメージは間違ってはいない。

  • 一見つながりのない事件が綺麗につながる「IgE」や御手洗潔の人柄が窺える「SIVAD SELIM」などバラエティに富んだ短編集。
    マイベストは「IgE」かな。
    やはり御手洗潔シリーズは面白い。ハズレがない。
    ただ、御手洗が海外に行ってしまうのは少し寂しい気もする...

  • 最後の短編は事件物では無いのだけれどエモーショナルな作品としてとても良かった。
    「異邦の騎士」への御手洗視点からの追憶(直接の語りは別人を通してではあるが)。

    ただレオナがいまだに御手洗と石岡への、男同士の絆に激しい嫉妬を抱えてるのは食傷。

  • 島田壮司やっぱり面白いぃ~!!!
    和製ホームズ&ワトソンだったら御手洗と石岡が一番好きかも。
    しかしSIVAD SELIMの石岡さんはちょっとウザいわね(苦笑)。
    どれもとんでもない繋がり方する事件だった。

  • 長編より軽やかで、けれどトリックの鮮やかさは損なわれず、読みやすかったー。

  • 今回の短篇集はミステリを期待して読むとかなり拍子抜けする内容だとは思うのでその辺で評価はわかれると思う。
    ただ、御手洗と石岡のコンビが好きだって人には楽しめる要素が多いかと。

    『IgE』は御手洗・石岡が活躍する王道ミステリ。
    『SIVAD SELIM』も二人が出ますがミステリではない。色んな事であたふたする石岡くんがかわいかったり、痴話喧嘩したりとその辺が見どころ…かも…。
    『ボストン幽霊絵画事件』は御手洗がアメリカの大学に通ってた頃のミステリ。
    『さらば遠い輝き』はハインリッヒとレオナが出てきて、御手洗について話したりする内容。
    これは、『異邦の騎士』のとあるシーンで御手洗が石岡くんに対してどう思ってたかということがわかるので、やはりこのコンビが好きな人にはおすすめ。

    これを読んだあとまた異邦の騎士が読みたくなる。

著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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