ぼんくら(下) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062747523

感想・レビュー・書評

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  • 江戸深川の鉄瓶長屋で、店子が次々と出て行ってしまうのですが、その裏には大きな仕掛けがありました。長編ミステリーでなかなか面白かったです。

  • 2019-02-28読了
    再読

  • サクサク読める

  • 面白い
    小平次とゆみのすけがとてもいい

  • 情報のやり取りにも数日かかる時代。現代を舞台にしたミステリよりも話の進むスピードがゆっくりしていて、とても新鮮だった。そして、ミステリよりも人情もの?と言った方がしっくりくるような、人々の思い。白でも黒でもない終わりにも、時代物の味を感じた。みんな幸せになってほしい…

  • 下巻になって一気に物語が進展する。
    個々の店子の騒動が全て一本の糸で繋がり、大きな陰謀の一角だと思いきや、その裏には意外な真実があり、更には粋な結末も用意されていた。
    この展開は流石に宮部さん。
    上巻では薄かった人情色も加味されて、面白い作品だった。
    タイトルの「ぼんくら」は主人公の平四郎を指しているのでしょうが、決してそうではないと思います。

  • 最後の後日談みたいなところでの、お徳のおばちゃんならではパワーでの対応に胸がスッとした。にしても嫌だわー湊屋の総右衛門。妻をなんだと思ってんだか…まさに自分のまいた種だろ、と思っちゃう。でもこういう男、いるよね…。

  • 宮部みゆきらしい、人が大勢出てきてはそれぞれを深く描こうとするあまり話が見えづらくなる物語でした。真相が肩すかしを食らう感じ(しかも分かりづらい)も宮部みゆきらしい。

    葵は生きている。しかも、なかなか嫌な女。(それは長屋の住人に肩入れしているからだけど)佐吉は幸せになってくれ。

  • 再読。

    面白かった。特に下巻は一気読み。
    シリーズの他の本も読みたいと思いました。

    ・佐吉さんにはどうしようもないと、自分は知っているのに、明かせない辛さ。秘密を持つ人間は隠し通すのが、相手にとって幸せなのかもしれない。つついても、明かしても、誰も幸せになれない。
    お徳さんにはせめてこのまま隠し通せますように。

    ・平四郎さんの、めんどくせえなぁ、は、この情報過多の社会では、ある程度必要なスキル。

  • 凄まじいほどの美形を持った、弓之助の今後の成長に期待してしまう。
    とにかく、登場人物の書き方が秀逸過ぎて、ぐうの音も出ません、ただただ、物語に引き込まれてしまいます(笑)

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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