ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

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著者 : 村上春樹
  • 講談社 (2004年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748698

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村上 春樹
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ノルウェイの森 下 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 30代が近づくにつれて、どんどんハマっていく。

  • 人間とは弱いもので、下巻では主人公の恋する女性まで自殺してしまいます。人それぞれ弱さを抱える中で、しっかりと現実を見すえて生きていく人(主人公とみどり)がクローズアップされます。青春時代特有の悩みだとか、そうしたものが生々しく描かれているのですが、不快感はなかったです。

  • 意味が分からない。

  • よく人の死ぬ話だ。「あたしってxxxなの。」「こんなことってある?」「ねえそう思わない?」いたな!クラスにこんな女子学生。正直言ってどの登場人物も嫌い。とくに主人公には反吐が出る。テーマはわかり易い。でも現実の人間はもっと狡猾でタフでまとも。しょせんデフォルメなので精神の描写さえ精密ならいいのだが、現実離れしてて60年代の若者ってこうなのかと想像するしかない。読むたびに私の感想がかわるのはなぜだろう?自分が変化しているからだろうね。

  • 真っ当な青春小説。
    最後に飛ばされた異空間から、上巻の冒頭にどう繋がるんだろう、とぼうっと考えた。
    「男が思う」魅力的な女性が登場する。
    母性と知性のレイコさん、俗世に適応できない心の繊細さを持った美しい直子、天真爛漫さと力強さを備えた緑。
    俗世を離れた二人は、女性のある種の絶対性を担っている。緑は現実の女性そのものって感じで、この子が彼を救ってくれる(か、救ってくれない)と思うんだけど、唯一性的に交わっていないってのが面白いところだった。
    突撃隊には笑わせてもらった、彼の不在を寂しく感じさせる下巻の雰囲気もまた良い。

  • 映像化は合わない感じです。

  • 上下巻の感想をまとめて。
    村上春樹初の☆5つ。
    僕が大学の頃寮で暮らしていたせいもあり、この本からは強烈に青春を感じた。
    36歳になった今では二度と真似できない本能に任せた暮らしが懐かしく思い出される。

    それにしても、寮の様子は常青寮の出身者から取材したのではないかと思われるくらい共通点があった。
    二人部屋に、部屋の入り口付近にあるドレッサー、部屋の奥にある窓と座ると背中合わせになるよう配置された机、二階建てベッド、外泊届と不在の札、屋上の洗濯干し場…

    最後になるが、突撃隊のその後が気になる。

  • 上巻に引き続き、心がだんだんと病んでいく様子、それについての心理描写が事細かに描かれているのが感じられる。恋人が自殺したことで大きな傷を負ってしまった直子に心理的にも影響が及び、だんだんと心が壊れていくさまは見てて辛いものがあった。それまで付き合っていた人を失う悲しさ、存在の大きさ、突然のできごとにショックを隠せない辛さも感じ取られる。ギターの演奏がだんだんと心の傷が癒えていくとともに、物事を深刻に考えすぎないようにしていたが、ショッキングなことに身震いしたり、切なさ、哀愁漂うものを感じさせた。

  • 前から興味はあったものの、村上春樹に対する根拠のない偏見?から読んだことはなかったが、、、下記の著書にて紹介されてるし、そのうち読んでみよう。

    樺沢紫苑の「読んだら忘れない読書術」にて。

  • 2017年26冊目。

    常に死の匂いが漂う、そんな青春物語。

  • 上巻、下巻まとめて読んだ。この前に読んだ「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」と若干台詞や設定など似てる部分があって、個人的には読みやすく感じたけれど、反面、最後まで物語を理解出来ずに(いや、今も理解出来てないんだけど)いた。

    最初は簡単に言えば「壮大な恋愛物」という勝手な印象を持ってたんだが、恋愛物だとかそんな枠ではくくれないような話しで、かと言ってじゃあどんなの?なんて聞かれても、自分はまだ上手く説明も出来ないなぁこれは

    でも、きっとこれは解釈が人によって様々なんだと思う(まぁ、これに限らない話しでもあるけど)

    恋愛物として好きという人も、または青春物、人生論的と捉えてる人とか、自分みたいに単純に性描写がエロいというのを主に感じた人もいると思う 笑 何にせよ、自分がこの物語を理解するのにまだちょっとかかりそう

    あと女性達の台詞で気になったのが、何か所々「本当よ」「本当だよ」ってのが入ってるのは、一体何だろうか?この主人公の疑い深い顔だとかを表してるのかなぁ

    個人的に緑に「この次教室で会っても話しかけないで下さい」って言われたあたりから、「あれ?何だかこの感覚経験あるかも」となり、そこからもう主人公と自分が重なり始めて、地味に辛かったような、またちょっとだけ懐かしいような、そんな気持ちになった

    そうは言っても、読んでいて際立って悶々とする事はなかったなぁ。むしろ自分は全体的に瑞々しさすら感じた方でした。

    自分は如何せんやっぱりその性描写にばっか捉えられちゃってて、正直そこばっか頭に浮かんでて、う〜ん、もっかい読まなきゃ駄目だなぁ 笑

    ちなみに、この女性達の中から選ぶとするなら、断然緑を選ぶと思う自分は

  • 引き込まれるストーリーと美しい文体。

  • なんか気持ち悪くなった。後味が最悪。
    暗い気持ちになるだけだった。
    もう読まない。

  • 本作の魅力は、ある種のクールさにあります。シックな虚無感とでもいえば良いのでしょうか。それは、主人公の目線によるものだと思われます。彼は自らの人生でさえ、距離を取って生きているようなところがあります。どんな状況にあっても、ものごとを必要最低限の言葉で表現し、感情移入することは、極力抑えられています。けれどそれは、あきらめや絶望によるものではありません。事実を事実として受け入れ、そのことをうまく処理できないでいる無力さからくるものだと思われます。その対極にあるものとして、学生運動が提示されているのではないでしょうか。当時の学生運動のことはよく知りませんが、革命だのなんだの、薄っぺらな思想の押売りと、中身のない流行だったように描かれています。
    人生とは、死ぬまで続く自身との対話によって形成され、絶対的な孤独の中で起こっているものなのだということを、かつて何かで読んだことがあります。
    人は他者との関係を持ちながらも、本質的には人生を独りで生きています。ですから、孤独とは単なる事実にすぎず、けっして悲観すべきものではありません。孤独とは、孤立した寂しさというだけでなく、人が人として生きるための、ひとつの理なのではないでしょうか。
    おそらく人は皆、得体のしれない不安にさいなまれ、迷いながら生きているのだと思います。この主人公と同じように。それはたぶん、年齢を重ねても同じなのでしょう。なぜなら、誰もが人生について、常に初心者だからです。人は人生を二度生きることはできないのですから。
    私たちには、死と同じように避けられないものがあります。それは生きることです。この作品を読んで、そのような言葉を思い出しました。


    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • 読まず嫌いですいませんでした。
    確かに気取っているけど、気取っていないと書けない、喪失を見つめた物語だし、これは正しく青春小説で恋愛小説だな、歳を取ってから分かる。

  • 2016年クリスマスに旅行の飛行機で読んだ。君が好きだよ。どれくらい好き?春の熊くらい好き。っていうのが好き。以下参照。
    ===============
    「君が大好きだよ、ミドリ」
    「どれくらい好き?」
    「春の熊くらい好きだよ」
    「春の熊?」と緑がまた顔を上げた。「それ何よ、春の熊って?」
    「春の野原を君が一人で歩いているとね、
    向うからビロードみたいな毛なみの目のくりっとした可愛い子熊がやってくるんだ。
    そして君にこう言うんだよ。『今日は、お嬢さん、僕と一緒に転がりっこしませんか』って言うんだ。
    そして君と子熊で抱きあってクローバーの茂った丘の斜面をころころと転がって一日中遊ぶんだ」
    (村上春樹『ノルウェイの森 下』p.154-155より)
    ===============
    表現が、びっくりするほど素敵で聡明。ちなみに大学1年の時さらっと読んだときは何この下品な本?なぜ有名なの?と思っていました。いまだに、村上春樹の本の女は下品で恥じらいがなくて嫌いだけど。

  • 一気に読んだ訳ではないのであまり印象には残らなかったのですが、皆さんのレビューを見ていくうちに、「ノルウェイの森って名作なんだな〜」としみじみ感じました。

    まとまった時間に読み返して見たいと思います。

    最後に、直子が入っていた施設にいた方(なんていう名前だったか忘れた)とワタナベくんが交わるシーンがあるのですが、急な展開過ぎて驚きました(笑)

  • 2016.12.19読了。
    あまりに有名な本なので、読んでおこうかと手に取った。
    何か強いメッセージ性があるというわけでもなく、思ったより普通の大学生の葛藤だった。

  • 非日常のようで、誰もが経験する毎日なのかもしれないと思った。
    読むよりも先に映画の予告を目にしてしまったので、どうしても緑を水原希子で考えてしまう。
    合っていないわけではないけれど、何も見なければもう少し自由に読めたかな、と残念に思いました。
    完全にイメージが支配されているので、映画も見てみようと思います。

  • 下巻もグイグイと物語に吸い込まれて行きました。
    この物語を通じて自分が救われたような気がします。
    素晴らしい作品です。

  • 上下共読み終えて初めに感じたのは、世間での知名度とこの作品の内容は本当に見合っているのかという疑問だった。自分はこの作品を好んでいるしこきおろすつもりもないけれど大衆小説として人々に読まれるにはちょっとアクが強いんじゃないか。
    後はこの作品は何か教訓的なものを含んでいるとも言い難い。読後にメッセ―ジを感じるわけでなくなんとなくの達成感があるだけだ。この作品は何より村上春樹自身が自分の体験と考えを消化するためのプロセスだったのだと思う。
    わけもわからず人が死んだ。それも自ら選んだ選択であったこと。それが本人にとっても自分にとっても正しかったのか、そしてその事実が自分やその人や周りの世界にどういう意味をもたらしているのか。愛した人が死んだことをいつまでも悔やみ続けている方が正しいのか、ほかの女を愛することは間違っていて裏切りでしかないのか。
    自分の生き方を、悪い言い方かもしれないが正当化するためにこうして物語を作り完結させたのかなというのが自分の推測。

  • 村上春樹を読んだことがなかったので、読んでみた。
    一言で言えば、文学的なエロ小説。必要以上に性描写があって少し辟易とした。
    ただ、さすが村上春樹と言うべきか、ぐいぐい引っ張られるように最後まで読まされた。

    恋愛小説としては、主人公がモテまくる話なので御都合主義かなと思うが、直子と緑との間で揺れる(?)気持ち、直子の神々しさ、僕のどうしようもなさなどの、人物描写/心情描写は、心に迫るものがあった。

    だが、どっかの書評ブログにあったのだが、村上春樹らしくない実験的な作品らしく、一番売れた本だけどこれを読んだだけで村上春樹を分かった気になってはいけなさそう。

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ノルウェイの森 下 (講談社文庫)の作品紹介

あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと-。あたらしい僕の大学生活はこうしてはじまった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同じ学部の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。

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