ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 45113
感想 : 2884
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062748698

感想・レビュー・書評

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  • 死が差し込まれすぎるのと、性描写(だけ)が細かすぎる点が気になったけれど、面白くは読めた。

  • 緑との話ではなく、レイコの話で終わるのか。

  • 村上春樹がここまで世界中で人気な理由が分かったような気がする一冊だった。
    特有のファンタジー的な要素も薄くて読みやすい。
    最後、ワタナベとレイコさんが交わったことにだけは納得がいかないけど、全体的に通してよかった。でも個人的には上の方が好き。

    ◎TMI
    主人公のワタナベは、小説の主人公としては好きだけど一人の男としては嫌い。笑
    でもワタナベが女にモテるのもなんとなくわかってしまうんだよなあ。

  • 最後の6、7ページ以外はとても好き。
    全体的にずっと雨が降っているイメージ。
    ざぁざぁ降りなんじゃなくてしとしとと降っていて、たまに雨上がりの空を見せる、、って。
    ラストだけが納得いかない
    なんでセックスするの?
    ラストさえこんな終わり方じゃなければ星5でした…
    また読む時が来たら読みます。今度読む時はラストに納得できるかな、、

    登場人物の人たち全てに幸あれと思った作品。

  • 凄く感動しました、この本がもう初見では読めないなんて悲しい

    緑と直子は対局の位置に居て一方は生きる力に溢れていて、さらにもう一方は生きたいと思いながら結局は死に飲み込まれてしまう。緑が凄く素敵で素直、まっすぐにぶつかってくる姿を見て生きる力を貰いました。一見下品なことを言ったりしますが何もかもをさらけ出すというのは勇気がいる事で相手を信じる心がなくてはできないはず。主人公を全てにおいて信頼して頼り弱みも見せられること、本当に相手を愛していなければ中々できることではないと思う。

    またそれ以外にもレイコ、ハツミ色々な女性の生き方があり、皆各々弱さと良さを兼ね備えていて良いキャラクターばかりだった。

    官能小説という前情報を聞いていたがたしかにそういった描写は多いにも関わらず不思議なくらい綺麗にまとまっていた点も凄い

  • ★2.5
    読み初めから『苦手な感じだな…』とは思っていたが、
    いつの間にかハマり、とにかく読み進めたくなる。

    死と生と性。
    登場人物は全て個性的で儚く魅力的でした。

    最後は、やはり『私の苦手な感じ』でのラスト。
    う〜ん…ワタナベくん、何処へ…

  • なんだか憂鬱。死とは愛とは…渦巻いた感情。読み返せば、また違った感情があるかもしれません。
    死とは井戸に落ちていくようなもの。「死は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ」と。死者は目の前から消えて無くなるけど、生きてる人の哀しみや寂しさと共に存在し続ける。生きていれば時は流れる、それに応じて気持ちが変化していくのは自然なことなんだと思います。
    この人自分勝手だなーって思った感情も、人間ってそういうものですよね、きっと。

  • 12年ぶりに読み返したけど、言葉にならない感じはそのまま。生きてる人は生きてる人と生きる必要がある。それは人肌の温もりも求めているから。ワタナベはストーリーテラーで、まあよく寝ますけど、どの人も皆寂しさと孤独を誰かと分け合って生きたいのかなと感じた。それには愛する人の肌が必要だったりするんだよな。永沢さんは…20代男子の憧れかね。しっかり努力しているところがかっこいいですが。緑ちゃんの素直であけすけなところが好きだし、ワタナベはそこに癒されたのかもな。
    ワタナベは狂言回しなので、そこに憧れてもしょうがない。つーか恋人はまだしも結婚して幸せになれる人とは思えない。と思うのは歳をとった証拠ね。
    その周りの人たちが何を求めて生きてて、そのためには性から逃れられなくて、行き着く先と思ってた死はすぐそこにあって…だけど生きないといけない。
    ここで思うのは片山恭一。人が人と出会って恋に落ちる、それ以上の幸せは無いのです。それがどんな形でもな。ミドリちゃんは無理しすぎ。最後の、直子の服を着たレイコさんとは、どういう暗示なんだろうな。

  • 残念ながら、合わなかった。ハルキストにはなれない気がする。なぜ売れたのかわからなかった。

  • 村上春樹節恋愛小説。
    懐かしいな。
    銭湯帰りにボロアパートで読んでた頃を思い出すよ。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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